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相国寺 山口伊太郎遺作展

京都御所の北にある相国寺の承天閣美術館で、昨年105歳で他界した西陣織の山口伊太郎氏の遺作展を見てきました。
この遺作展は、織物による源氏物語「源氏物語錦織絵巻」全四巻の完成を記念して7月6日(日)まで開催されています。
故山口伊太郎氏は昭和45年、70歳の時に製作を開始し、昨年6月に作品の完成を待たずしてこの世を去りました。そして、今年の3月に全四巻が完成。実に37年の歳月を費やした、正にこれこそ世紀の大作といえます。山口伊太郎遺作展
四巻の織物はちょうど袋帯が巻物になった状態で展示され、その図案となる紋紙も公開されています。
製作の様子はNHKテレビで以前に放映され、その時は元気に作品に取り組んでおられる姿が紹介されていました。(5月26日にもBSで再放送されたらしいです。)
ちなみに弟で今年で104歳になった山口安次郎氏は、今も現役で能衣装の製作を続けておられます。


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