HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

「風」

2005年02月15日 | 邦楽
これは何年か前によく流れていたコブクロの曲。これは彼らの曲の中で「エール」とともに好きな曲です。確か今ごろの季節に流れ始めた気がします。当時、私はささやかな幸せの中、穏やかな日々を送っていました。今と違って、家で英語関係の仕事をしていたので昼間にぶらっと散歩にでたり、買い物に出たり、カフェに入ったり、ゆっくりと流れる時をまばゆい光を浴びながら、雲の動きや空の青さや道ばたの花を見て、きれいだな~と感じられるそんな日々でした。音楽はもちろん大好きでいつも聴いていました。そんな私がよく行っていたCDと本のお店。そこの店長さんはどちらかというと無口な方でしたが、いつもとても穏やかに接客をされてました。私は本と音楽が好きなので、よく行くものですから、私の名前はもちろんすぐに覚えてもらい、CDなんかの予約票はその店長さんがサラサラととてもきれいな字で私の名前を書いて下さるのです。私がリリース日の直前になって急に「限定盤」が欲しくなったりして我がまま言っても絶対に嫌な顔をせずに「なんとかします」と言って、ほとんど探し出して私のもとに届けてくれました。ある時は知り合いのCD店からわざわざ譲り受けて宅急便で取り寄せてくれたりして。そんな誠実さがほんと心にしみました。何が好きかをちゃんとわかってくれていて、いろんなハッピーサプライズを下さいました。でも、私は名字しか知りませんでした。その店長さんの。そんな店長さんがあの歌が流れ始めた2月10日で突然、そのお店からいなくなりました。お別れもいえずに。副店長さんからその店長さんの私への言葉を後から聞かされました。今までいた人が急にいなくなる・・・もうきっと永遠に会えないのでしょう。地元の人ではないから、ここへはもう戻ってはこないし、遠く海外へ行かれてしまったわけですから。私自身は音楽を愛するものとして心が通じていたその店長さんにどういう気持ちを抱いていたのかあまりわかりません。ただ、この広く果てしない人の大海の中にその店長さんが消えていったようで、もう会える術もないのかと思うと涙が出てきました。糸が切れたタコのようにずっと遠くへ遠くへ・・・もう会えない。その思いがこの「風」を聴くたびに甦り、あの店長さんは今ごろどうしているのかと思うわけです。・・・きっと幸せな人生を送っておられることでしょう。
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グラミー賞

2005年02月15日 | 洋楽
グラミー賞の受賞式を見ました。全部ではないけど私の好きなU2とグリーンディのライブパフォーマンスと受賞シーンはしっかりと見れました。でもなぜ全部見れなかったかというと違うチャンネルでバンプオブチキンのライブをやっていたからです。バンプのファンでもあるのでそちらを優先してしまったわけなんです。でも、それが終わってからまたグラミーの方のチャンネルにもどって見ていたら(といっても私はいつもバタバタしているので、いわゆる「ながら」視聴なんですが)すごく印象に残るコメントを主催者の方がしてくれました。

「音楽は人生のサウンドトラックだ」

わ~なんかそう考えると自分の人生にどんなサウンドトラックをつけてもらえるのかすごくワクワクしてきます。そして今まで生きてきた人生にはすでにいろんなサウンドトラックがつけられてきたわけで、それをつけてくれた数多くのアーティストの皆さんと曲に改めて感謝したいな。これからまだまだ長く生きて行こうと思っている私の人生を彩ってくれるかもしれない未知なる音楽とアーティストの皆さんにどういう風に出会えるのかとっても楽しみで胸が高鳴ります。
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