スネオヘアー

今日はたっぷり寝た～。久々の昼起き。なんともすがすがしい休日。パンを食べながら音楽を聴く。今日セレクトしたのは『フォーク』そうスネオヘアーのアルバム。彼の曲はこう、ゆったりとした休日の穏やかな光が似合う気がする。私が彼のアルバムで大好きなのが『Water Color』。その中でも「ウグイス」と「セイコウトウテイ」が特に好き。アルバム全体にタイトルのようにどこか水彩画で描かれたような雰囲気の漂うメロディ。歌詞にも水彩画独特の色の微妙なにじみぐあいが感じられる言葉がちりばめられている。　彼の歌を聴いていると日常の何気ないことが素敵なんだと教わる気がして、通いなれた道（ミルクランともいう・笑）も彼の歌を聴いて歩くと違うように見えてくる。道ばたの草花。散歩するおじいさん。自転車で走っていく高校生。太陽できらめく電線。揺れるバスの中。なんかすがすがしく愛おしく思えてくる。大きな事や変わった事にばかり目をやるのではなく、自分の近くにある大切なものをふわっとさりげなく気付かせてくれる、それがスネオヘアー。人によっては彼は皮肉屋さんと思っているかもしれないけど、私にはおいしい水のように心を潤してくれる存在だ。

「さよなら、クロ」

今日はいい映画を観た。長野県が舞台でそこにある高校に住みついたクロという野良犬と学生や先生たちとの愛あふれる交流の映画だ。実際にあった話がベースになっている。主演は妻夫木聡。伊藤歩も出ていた。私はこの２人が好きで、彼らが出ている映画はチャンスがあれば観ることにしている。「ウォーターボーイズ」に「スワロウテイル」「リリィ・シュシュのすべて」など。でも、この映画のやっぱり本当の主役はクロだ。本当にかわいい。瞳がきらきらしていて、もう抱き締めたくなる。そして、長野の景色もすばらしい。私は何度か長野県に旅行やらスキーやらで行ったことがある。本当にいいところだと思っている。広く広がる緑の草原と山々。思いっきり草原に大の字になって寝っころがって青い空を見たいな～。今の季節はもちろん雪で寒くてだめだけど、夏場の長野はいいだろうな～。自然というのは人を癒す力を本当に持っていると思う。もちろん都会にいたとしてもふとそよぐ風に心がなごむこともあるし、夕暮れの空にほっとすることもあるだろう。子どもの頃は夕方友達の家から帰る時に赤く染まる空を見上げながら、夕御飯のことを考えながら「なんてしあわせなんだろう」って思ってた。最近はどうだ？何か忘れてない？そう今生きていることが、今いろいろ感じられることが、しあわせなんだって・・・時に心痛むことだって生きてることの証なのに。あ～本当にいい映画を観た。