HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

NICO Touches the Walls at BIG CAT 2

2008年12月16日 | NICO TouchestheWalls
ナハトムジークからボンボヤージュ・エトランジェ

私が行った2つのNICOのワンマンライブのツアータイトル。


なんかこのタイトルが彼らの音楽の色を表しているような気がする。

「夜に音楽を聴いたあと、その見知らぬ人は旅立っていく」

どこかヨーロッパの香り。

どこかヴィム・ヴェンダースの世界

あるいは

ジャン=ジャック・ベネックスの世界


そうヴェンダースはドイツの監督
ベネックスはフランスの監督


この監督たちの作る映画が好きだった私は
NICO Touches the Walls の曲と出会ったときに
彼らの映画の空気感と同じ空気感をふと感じた。


それがナハトムジークではまだはっきりわかんなかったんだけど
今回のボンボヤージュ・エトランジェで

「そうか」

って自分で納得した。

もちろん、これは主観であって
NICOのメンバーとかスタッフとかファンの方とかの感覚とは
違うと思う。


でも、私にはそれがとても安心出来る空気感であって
忘れていたことを
心の湖に沈み込んでいたいろんな感情を
ふたたび光の差し込むところへ浮き上がらせてくれた

それがNICO Touches the Wallsというバンドと
その音楽だったと今回確信したんだ。


正直言って、イギリスに留学してたころ
すごく仲良くなったのは実はイギリス人ではなくて
フランス人だった。
そう一番の親友がフランス人の子だったんだ。

なんていうんだろう。
彼女といるとすごく安心できた。

また、私にはイギリスで親友以上恋人未満だった人がいて
彼はフランス系のベルギー人だった。

本当に紳士で、彼には本当に感謝しかできない。

そのヴィヴィアンとジャンの2人とも英語は
イギリス人のように話せる人だったので
ふだんは英語で会話してたんだけど
私は実はフランス語も勉強してたので
たまに教えてもらってた。

そして彼らは私が旅立つときに言ってくれた。

ボン・ボヤージュ(よい旅を)


もうずいぶん昔の話だ。


それぞれがそれぞれの道を歩んで
バタバタしているうちに
音信不通になってしまった。


って私が手紙の返事を書かなくなって

自分でそうしてしまったんだ。

すごく後悔している。


でもまたいつか会いたいな。



なんかNICOのライブとはまったく関係ない話に飛んでしまった。




BIG CATでの一発目は

「(My Sweet)Eden」

この曲は私が最初に買ったNICOのアルバムの中に入っていた。私は「夜の果て」で彼らを知ったんだけど
まだ「夜の果て」のCDは出てないときで、すぐにタワーレコードに行って買ったのが『Eden』の限定盤と
『How are you?』それらの感想を下記に書いている。まだ今年なんだね。でも、そこで
チバさんと彼らが結びつくことを感じていたのには自分でも読み直して驚いた。
同じ音楽遺伝子を感じたんだね。

http://blog.goo.ne.jp/funnybunny17/e/4f966ad77df3df96152433e3aeec5f42

(2008年3月8日の日記)

そんな(My Sweet) Edenは当時本当に好きで好きで、もちろん今も好きだけど
何度もくりかえし聴いた。

だから一発目に来たことでそこからもうハイになってしまった。

「GANIMATA GIRL」は改めてライブ曲だなぁ~って感じた。

「泥んこドビー」もカッティングギターとちょっと場末なサウンドがすごく好きなんだけど
これをライブで聴くともっとなんか深く吸い込まれるような感じになって
それがすごく心地よいんだ。

「そのtaxi,160/km」

もライブでさらにかっこよくなる曲だよね。この曲からもやっぱりフランスを感じてしまう。


「曇空の悪魔」

これを生で聴けてほんとうに幸せだった。なんかつらいときにこの曲が
やっぱり側にいてくれたから。

♪あっち行ったり こっち行ったりするな♪

これがほんと響いた。

この曲をしてくれたこと本当にありがとう

ライブ中それを何度も心で言った。


全部書いていくとかなり長くなりそうなので、

ピックアップして書こうと思う。

「夜の果て」はやっぱり何度聴いても泣けてくる。

「葵」が初めて生で聴けてほんとうにこれもうれしかった。
大好きな曲のひとつで、今の生活の色と重なる。


「THE BUNGY 」もライブだと一層その曲の良さが
溢れてくる。


とにかく、どの曲もすべて完璧だった。
私には。

もちろんメンバーにはそれぞれ自分自身の課題があって
それにいかなくて100点は出せなかったのかもしれない。

でも、私には100点なんだ。

どこを減点しろっていうの?


光村さんが日記に

このライブがもしかしてその人の人生の一回のライブかもしれない

って書いていて、だからこそ一回一回大事にしないと

というようなことを書いていた。


そういう気持ちをもってくれていることがすごくうれしいし、

聴き手としても私は毎回このライブが人生で最後のライブになるかも
しれないと思って、そこにいる。

全力で聴いているんだ。いつも。

だからミュージシャンが

「今日のライブはちょっと」みたいな事を
言うのを後の感想で聞くのはいやだ。


私は毎回「最高だった」と思っていたい。
どの会場よりもその場が「最高だった」と。


でも
でも

今回は最初の♪から最後の休符まで

すべて「愛しさ」で包まれたライブだった。


ステージと会場が

音楽という絆で

それぞれを思う気持ちで

本当に結ばれていた。


今でもその感覚がよみがえる。


こんないいバンドがこの日本にいるんだよ!


世界中に向かって叫びたい。



このバンドの曲をエトランジェとして世界中を
旅させたいって本当に思う。


ロンドン
パリ
ベルリン
ブリュッセル
ニューヨーク
フィレンツェ

とにかくそんな街のライブハウスで

いろんな国の人たちと聴いてみたいって
そう感じた。

大好きな『武家諸法度』をアンコールで聴き、

そしてラストの『エトランジェ』を聴きながら。



きっとNICOは世界中の壁をとりのぞく力を
もっているよ。


親愛なるNICO Touches the Walls様


             これからも素敵なライブと音楽を


                心をこめて あなたたちの今と未来に拍手を!











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2 コメント

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NICO (keiko)
2009-01-04 05:34:58
ありがとう
(^O^)
なんか
NICOの事をこんなにも
思う人がいて嬉しいです。

たくさんのアーティストの中の1ツとして
NICOを見ているのではなく
NICOだけを見て、
考え、言葉を選んで
語っているのが
すごく心に響きました。
返信する
NICO (FB17)
2009-01-06 00:42:06
keikoさん☆
はじめまして

NICOのファンの方に来ていただけて
とてもうれしいです。

言葉で伝えるのはなかなか難しいのですが
NICOの音楽への思いがkeikoさんには
伝わったのかもしれないと思うと
なんだか幸せな気持ちになれました。

どうもありがとうございます☆

またよければのぞきに来て下さいね☆
返信する

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