藤原コーチのテニスランド

チャンスに気付くヒントかも・・・

合わないもの、チャンスにしよう。

2016年11月08日 | テニス
自分に合わないのも、ありかもしれません。

「やっぱり、自分に合ったものが一番ですよね」と、言っている人がいました。
たしかに、その通りだと思います。
ただ、自分に合わないものが、必ずしもダメとは限りません。

僕は、こだわりのある男です。
いろんなものに、こだわりまくっています。
ラーメン屋さんに行っても、「麺はどう?」「スープはどう?」「チャーシューはどう?」「味玉はどう?」と、あらゆることを、いちいちチェックします。
テニスとなると、さらにこだわりはハンパないです。
なぜかというと、最高を求めているからです。
ただ、「こうでなくちゃダメ」とは、あまりやらないようにしています。
理由は、いろんなところに、可能性があるからです。

たとえば、僕はラケットに超こだわります。
重さ、面の大きさ、バランス、素材、ストリングの種類、テンションなど、いろいろ細かいです。
なぜかというと、ベストなプレーをすることに、妥協したくないからです。
しかし、わざといろんなラケットを使ってみたりもします。
「このラケットを、うまく使いこなすには?」とやることで、いろんな発見があったりするからです。

昔、憧れのプロが使っているラケットが欲しくて、無理して買っちゃいました。
でも、全然使いこなせません。
やたら重いし、面は小さいし、うまく飛んでくれません。
「ヘタクソなくせに、カッコつけるからだ」と、バカにされたりもしました。
たしかに、当時の自分には、全然合っていません。
しかし、なんだか嬉しいです。
大好きなプロと同じラケットなので、気分はトッププロです。
「あの選手みたいに、こういうバックハンド打ってやるぞ!」と、イメージだけはいい感じでした。
でも実際は、思うようにいきません。
そこで、「どうやったら、このラケットを使いこなせるだろう?」と、いろいろやりました。
「もっと、体全体を使わないと」「もっと、準備を早くしないと」と、思いついたことをどんどんやっていくうちに、ちょっとずつ使いこなせるようになってきました。
これが、結果的に自分の幅を広げることになったと思います。

自分に合うのって、大事です。
ただ、合わないようなことにも、意外とチャンスがあったりします。
柔軟に、いろんなことにトライしてみましょう。



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