1月16日(月)曇り【ビッグイシュー ホームレスの支援雑誌】
今日は表参道に行く日。この交差点の一隅で『THE BIG ISSUE』を買うのが、私の楽しみである。この雑誌は街角でしか買うことはできない。ホームレスの人たちの自立を応援する雑誌で、彼らしか販売できない貴重な雑誌であるからだ。
この雑誌のファンの人も多いと思うが、内容が実に面白い。この雑誌で多岐にわたる情報を私は得ている。
町田康という小説家を知ったのもこの雑誌である。早速『きれぎれ』という彼の作品を読んだところ、素晴らしい力量のある作家であることを知った。この作品の紹介はここではしないが、水木しげる氏が美人画やなんでも描ける漫画家であるように、彼も普通の脈絡のある小説が書けるから、きれぎれな飛んだ文章が書け、切れ切れのようでいて一つの世界なのであり、1+1=2の世界に汲々としている読者の感性を弄んでくれる(肯定的な意味です)作品だと私は受け取った。世の人の情報は、もっと早くに彼を知っているであろうが、私には『ビッグイシュー』情報で充分なのである。
因みに今回42号の特集は「やなせたかしさんとアンパンマン」である。映画情報もいつも面白い。1冊200円。110円が販売者の収入である。
ところで、このことは最初に書きたかったこと。いつもの販売の人と違う顔だったので尋ねたところ、就職なさったのだという。その人はホームレスを卒業したかったので、本当におめでとう。嬉しいですね。
今日は表参道に行く日。この交差点の一隅で『THE BIG ISSUE』を買うのが、私の楽しみである。この雑誌は街角でしか買うことはできない。ホームレスの人たちの自立を応援する雑誌で、彼らしか販売できない貴重な雑誌であるからだ。
この雑誌のファンの人も多いと思うが、内容が実に面白い。この雑誌で多岐にわたる情報を私は得ている。
町田康という小説家を知ったのもこの雑誌である。早速『きれぎれ』という彼の作品を読んだところ、素晴らしい力量のある作家であることを知った。この作品の紹介はここではしないが、水木しげる氏が美人画やなんでも描ける漫画家であるように、彼も普通の脈絡のある小説が書けるから、きれぎれな飛んだ文章が書け、切れ切れのようでいて一つの世界なのであり、1+1=2の世界に汲々としている読者の感性を弄んでくれる(肯定的な意味です)作品だと私は受け取った。世の人の情報は、もっと早くに彼を知っているであろうが、私には『ビッグイシュー』情報で充分なのである。
因みに今回42号の特集は「やなせたかしさんとアンパンマン」である。映画情報もいつも面白い。1冊200円。110円が販売者の収入である。
ところで、このことは最初に書きたかったこと。いつもの販売の人と違う顔だったので尋ねたところ、就職なさったのだという。その人はホームレスを卒業したかったので、本当におめでとう。嬉しいですね。
