mukan's blog

つれづれなるままに ひぐらしPCにむかいて

山歩きは登山口からじゃないんだね

2016-03-06 19:11:35 | 日記
 
 痛風の痛みが引いて、一昨日から尿酸値を下げる薬を飲みはじめた。痛風経験の先輩であるKさんの話では、痛風の発作が起こる前に予兆がある、という。そう言われてみると、あとになって思うのだが、たしかに右足の親指の付け根がじんじんと痛みが走ったとき、私は疲労骨折だと思っていた。あれが予兆だとしたら、何日か前から、それはあった。今痛みが治まってみると、暮らしの中でほんの少し、左足の親指とか手の人差し指の先とかに「痛み」を感じては、まだまだ治まってはいないなと、思っている。
 
 昨日は16kmほど自転車で散歩した。用もあったからだが、裏通りを走りぬけ、自分の身体の調子と町の様子とをみながら、春の日差しの中をのんびりと行くのは、病後ということを勘定に入れても気分がいい。「4月下旬の気温」と天気予報は言っていたが、自転車の速さに当たる風は、まだ冷たかった。
 
 今日は、見沼田んぼの周縁をたどって歩いたが、半分曇り空にもかかわらず、気温が上がって少し汗ばむほどであった。自転車に乗るのと歩くのとでは、そもそも身の使い方が違う。足の不如意が気になるが、毎日歩くことにしようと思った。
 
 発症したときに、ふだんの体重より2kgも多くなったと記した。それが何日も1kg減でとどまっていたのが、昨日気づくといつもの体重に戻っている。動き回るのが、やっぱり体にはいいのだ。むろん発症してからお酒は飲んでいない。今日で12日の断酒。体重減は、そのおかげもあろうか。
 
 本も、小説ばかりを3冊読んだ。私の山の会の、4月から半年間の登山計画をつくって2月山行の泊りの宿で皆さんに諮ったことは、すでに記した。そのとき、ずいぶん「きつすぎる」と苦情もいただいた。どうしたものか思案して、毎月、もうひとつ、歩行時間が5時間程度以下の山行を付け加えることにした。本番の「月例山行」前のトレーニングと位置づけてもらおう。むろん、希望者だけが同行すればいい。私としては、週1山行の一つと心得れば、一人で歩くよりもいいかもしれない。「日和見山歩」と名づけた。
 
 さて、どこの山に案内しようかと思案するのは、たのしい。これまで歩いたことのないルートを選ぶというのが、私の案内コンセプトだから、同じ山でも違ったルートを選定しなければならない。季節もちゃんと選べば、案外ルートの花なども面白いかもしれない。こうして取り出していると、新幹線のおかげもあって、これはむしろ来年の「月例山行」に組み込んだ方がいいかもしれない、という思いが浮かぶ。磐梯山とか、桧枝岐に近いところの田代湿原と帝釈山とかにも、日帰りで行けなくはない。だが、日帰りではもったいないとも思って、棚上げにする。そういう山がほかにもいくつかあった。
 
 とりあえず、半年分をプランニングした。現地最寄り駅への「アクセス」の電車時刻とか現地駅からのバス便とか、不便なところはレンタカーの借用ができるかなどを調べていると、「行程」に踏み込む前の気分のように高揚してくる。やっぱり山歩きは、登山口からじゃないんだね。

コメントを投稿