ドライブの途中で見つけたお寺。
昨年、「イチオシ!!」の「しあわせ散歩」で、オクラホマ河野君と土屋アナが訪れていたので、名前は知っていたのだけど、場所までは調べていなかったので、ここだったのかと気が付き、立ち寄ってみることにしました。
一番上の写真にある看板とお寺の名前が違っていますが、「大乗院」という寺院は、「薬王寺」と「国安寺」という二つのお寺によって纏められている所で、公式サイトなどでは「薬王寺」の方を表に出していることが多いのだそうです。
梅雨がなく、今年も猛暑続きの札幌ではありますが、この言葉の意味するところは、しっかりと考えておかねばと思います。
雨と聞いて真っ先に思い浮かぶ花といえば、そう、アジサイですよね。
この日は(この日も?)なかなかの晴天&猛暑でしたが、こうして綺麗に咲いている姿を見ることができたことに感謝です。
まず入口にあるのが、この「水かけ不動尊」。
大阪難波にある「法善寺」の「西向不動明王」という不動尊が、幕末頃から、病気を患っている人たちの間で、患部に相当する部位に水をかけて祈れば、病が治癒すると信じられてきたことから、「水かけ不動尊」と呼ばれるようになったという話に由来しているそうで、こちらの不動尊は、明治44年(1911年)に建立され、商売繁盛、家内安全、縁結びの御利益があるとして、広く信仰を集めているそうです。
続いてはこちら、「地蔵堂」。
中は開かれていませんが、何体ものお地蔵様が鎮座しています。
あちらこちらのお寺で見かける光景ではありますが、そもそも「お地蔵様」って何なんだろうと思い、さらっと調べてみたところ、「お地蔵様」こと「地蔵菩薩」という神様は、サンスクリット語の「クシティガルバ」に由来するものだそうで、「クシティ」が「大地」、ガルバが「胎内」「子宮」を意味しているところ、その意訳で「地蔵」と呼ばれるようになったのだとか。
それだけだと、正直「?」な感もありますが、仏教の歴史でいうと、釈迦が入滅(死亡)したとされるときから、「弥勒菩薩」という、釈迦の次に仏となることが約束されていたとされる菩薩が現れるまでの56億7000万年間(!)に亘り、仏の代わりに衆生を救ってきたとされる存在なのだそうです。
「56億7000万年間」って、想像を絶するにも程がある長さですね。それだけ長い歴史を経て、現在においても、衆生を守る存在として広く知られているということなのですね。
「六角堂」という大きなお堂があります。
境内には、このような碑が。
北海道の開拓に広く貢献し、多大な功績を残した人物を称える碑や銅像というのが、札幌市内だけでもあちらこちらで見られますが、こちらにあるように、実は名もなき開拓者たちの想像を絶する労苦のもと、今に至る発展の礎が築かれていたということは、決して忘れてはいけないのだろうと思います。
「國安恒夫」という人物の銅像。
姓から察するに、「國安寺」というお寺の由来となるような功績を残した人物・・・なのかもしれませんが、調べても何も出てきません。
背広にネクタイという姿で像になっているのも気になります。
どういう人物なんだろう・・・。
鎌倉の薬王寺の山号が、
大乗山
です。
お勉強になりました。
お地蔵様は閻魔大王の化身でもありますね、
生前に懺悔をすれば、閻魔様がお地蔵さんになり救ってくださるとか。
こんばんは。
そうでしたか、鎌倉にも「薬王寺」というお寺があり、山号が「大乗山」。
こちらこそ、勉強になりました。
お地蔵様に手を合わせた経験は少ないですが、懺悔し、過ちを改めることで救われるというのも分かる気がします。
以前、仕事で、死亡交通事故の現場に鎮座するお地蔵様の移転に携わったことがあるのですが、自分が事故を起こした当事者ではなくても、事故に繋がるような無謀な運転はしないと心に誓い、懺悔することで、安全が守られると考えればよいのかなと、コメントを読ませていただいて思いました。