4年前の記事なのだけど、西区西野にあった、用水路の開削に纏わる記念碑を紹介していました。
この地域が、広島県からの入植者によって開墾され、「西野米」と呼ばれる一級米を栽培する地域として発展を遂げた歴史が語り継がれています。
そんな西野の一角にある「西野まちづくりセンター」。
その敷地内に、碑が建立されています。
「円山学田紀念碑」とあります。
4年前の記事で、この地域に、開拓使から払い下げを受けていた「学田地(学校の農業教育実習の場として活用された水田)」があたっということに触れていたので、この地域に学田があったということは知っていましたが、この碑を見るのは今回が初めてでした。
解説板に、「上田善七」という人物の名前があったことで思い出しましたが、円山地区にも、その功績を称える碑が建立されており、以前紹介していました。
ところで、この碑と解説板に、一つ大きな違うがあることに気付かれたでしょうか。
解説板には「記念碑」と書かれていましたが、碑の方には「紀念碑」と刻まれています。
これについても以前の記事で触れていましたが、「紀念」とは、勅撰(天皇の命により編纂された書物や記録)若しくは国家の公式の記録として制作されたものに用いられることとされている言葉だそうです。
解説板ではそこまで触れられていませんが、この事業もまた、北海道の開拓という、当時の国の一大事業の一環であったということが窺えます。
碑の横に、こんな表情の植物が。
何という植物かはわかりませんが、地域の生活に密着した場所ということで、こうして訪れる人たちを優しく出迎えているということなのでしょうね。
センターの前にはバス停がありましたが、私が高校生の頃、毎日この路線をバス通学していたときには、まだこの停留所はありませんでした。
当時は札幌市営バスでしたが、廃止され、JR北海道バスに移管されて以降にでも新設されたのでしょうかね。
この植物は、赤く色づいたコキアだと思いますよ〜
夏は、フサフサのみどり色で秋に赤く色付きます😉
こんにちは。
そうか、これが「コキア」なんですね。
見たことがなかった(多分)のと、この表情のインパクトが強いのとで、記事を書く段階になるまで「あれ、そういえば何ていう植物なんだろう?」ということに思い至りませんでした。
情報ありがとうございます(人''▽`)。