北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
(C)ナナマガラー All Rights Reserved.

地名の由来 その3

2018-01-13 09:01:05 | 札幌



札幌と滝川の隣にある新十津川町を結ぶ「札沼線(さっしょうせん)」(札幌圏では「学園都市線」ともいう)の「八軒」駅。
「八軒」というのは札幌市西区の地名ですが、この「軒」は、戸数、つまり家屋の数を示す数字。
一体どんな由来があるのかということは、以前から興味を持っていました。

「新札幌市史」の記載によると、1871年(明治4年)、現在の南4条通以南(繁華街で知られる「すすきの」以南)に、開拓使が近在の入植者を集めて作った「辛未一ノ(しんびいちの)村」がその年のうちに移転、分散し、全部で五十戸のうち八戸が八軒に移ったことに由来するとするのが通説とされています。

「八軒」駅の場所はこちら





札幌市内のうち、札幌駅に近いエリアでは、鉄道の高架化が進んでおり、この駅もそうなっています。





西区には、「二十四軒」という地名もあります。
こちらも同じく、辛未一ノ村から移転、分散した二十四戸の戸数に由来するのが通説とされています。

地下鉄東西線「二十四軒」駅の場所はこちら


札幌には、この他にも、戸数に由来した地区名(「地名」ではない)を有する場所があるのですが、実はまだ行ったことがないので、後日(4月以降)実際に行ってみて記事にしたいと思います。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 雪、雪、雪・・・ | トップ | 青い建物二つ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。