北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
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「KIOSK」とは?

2022-09-30 19:24:31 | 札幌

 

JR札幌駅構内にある、「北海道 四季彩館」というお店。

 

 

一昔前までは小さな駅にも普通にあった「KIOSK」と提携しているお店です。

 

 

 

 

 

ここはお土産を買い求める客で常に賑わっており、写真のとおり、北海道の有名ブランドを中心に、魅力的な品が多数揃っています。

 

とまあ、こんな感じで営業しているお店ですが、ふと思ったことが一つ。

「KIOSK」って何なんだろう?何かの略称なのかな?

 

ということで、ちょこっと調べてみました。

北海道における駅構内の売店の始まりは、明治23年(1890年)、北海道炭礦鉄道が、駅構内での営業制度を確立して、出店の常置を許可したことにあるそうですが、その売店が、昭和11年(1936年)に、「鉄道弘済会」の手に渡ることとなりました。

東京での鉄道弘済会による物品販売は、北海道よりも早い同7年(1932年)に、東京駅や上野駅で始まっていましたが、同48年(1973年)、創立40周年を機に、「鉄道弘済会売店」からのイメージチェンジを図るため、「KIOSK」(キヨスク)という愛称が付けられました。

「KIOSK」はトルコ語の「köşk」(キョシュク。「東屋」の意味)に由来する英語だそうで、「清く」「気安く」の意味から「キヨスク」と読ませたとされています

略称ではなかったんですね。弘済会の名前が出てきたから、最初の「K」は、「KOUSAIKAI」の「K」かなと一瞬思っちゃいました。

一昔前までは、地方の小さな駅にも決まって「KIOSK」があり、「ちびまる子ちゃん」のオープニングテーマ「おどるポンポコリン」の2番にも「♪いつだって 知っている キヨスクは 駅の中 そんなの有名~」というフレーズがあったりしていますが、現在はほとんど見られなくなり、あったとしても、直営ではなく、他の店舗との共同経営で、「KIOSK」という名前が前面に出てこなくなっていることもあって、最近の若い人の中には、「『KIOSK』?何それ?」という人もいるのではないかと思います。

それは正直、寂しい限りだなと思いますが、これもまた時代の流れということなんですね。

コメント (4)
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