
散歩していて目に止まった案内表示板。
JR琴似駅のものだけど、よく見ると「JNR」って書いてます。
「JNR」って、国鉄のことだよね。
国鉄が分割民営化されて三十年以上経つ(1987年の4月)のに、未だ当時のままって、今更と思うと共に、何だかとても貴重だなと思う。


琴似駅は、札幌駅から小樽方面へ二つ目の駅。
琴似は、札幌市内でも大きな繁華街の一つで、地下鉄、JR二つの駅を中心に、大型店舗や飲食店などが充実しています。
と、ここでふと思った。
昨日の記事で「麻生」の由来について書いたけど、「琴似」の由来は・・・?
「琴似」という地名は、アイヌ語の「コッ・ネ・イ」(くぼんだ所)が語源とされています。1871年(明治4年)に開拓使が命名したもので、1874年(明治7年)に制定された「屯田兵例則」により、1878年(明治11年)までに208戸が屯田兵として移住し、本格的な開拓が始まった、北海道の歴史上重要な意味を持つ場所となっています。
先程も書いたとおり、現在でも札幌市内でも大きな繁華街の一つになっていますが、当時もまた、札幌本府に近く、交通、通信の要衝地であったこと、また、生活に便利であったことなどの理由で、屯田兵村の最初の候補地に選ばれたという経緯があったそうです。
現在の「琴似」はこちら。