北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
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言葉のあり方

2017-01-26 21:01:06 | 気になるコト
安倍首相、「訂正でんでん」と誤読? 参院代表質問答弁


嘘のような本当の話。
て言うか、いかに自分の言葉でしゃべってないかということを露呈させてしまったと言ってもいいですな。

私自身のことを書くと、「うんぬん」という言葉は、「帰ってきたウルトラマン」第23話の、伊吹隊長の台詞で知った。
小学校5年生の時に再放送を観て知ったのだけど、高校生の時だったかな、何かの際にふと耳にして、「あ、あの時の」と思い出し、辞書で調べて、漢字表記とその意味を知ったのが何となく記憶に残っている。

先日、東京から帰還する際、「乱気流で飛行機が揺れた」と書いたけど、実は「乱気流」をいう言葉を覚えたのも、同じく「帰ってきたウルトラマン」だった。(第3話冒頭の郷秀樹と上野隊員のやり取り)
この時は、劇中の映像(マットアローが激しく揺れていた)から、子供心にも何となくその意味がわかったのだけど、大人になって毎年のように飛行機に乗るようになって、「なるほどこういうことだったのか」ということを身をもって理解できるようになった。

他にも、子供の頃に観た番組がきっかけで覚えた言葉というのは幾つかあるのだが、何が言いたいかというと、言葉ってのは、机上の学習だけでなく、人との触れ合いや、あるいはテレビのように影響力の大きいものをきっかけにして覚えていくものだと思うのだが、最近の子供向け番組って、果たしてそのような効果を発揮できているのだろうかということ。
だって一時期、日本語の乱れが酷かったじゃないですか。「うざい」とか「きもい」なんて言葉が平気で使われていて、これでは、本来果たされるべき教育的な効果なんて到底望めないと思いましたからね。

机上の学習も無論大事だけど、言葉とその意味を自分で考えて身に付けていく環境が整っていないと、リンク記事のような恥ずかしい思いをする例が増えてしまうことになりかねない。
今一度、言葉の適切な遣い方という初歩に立ち返ることが、日本人に求められていると考えるべきなんでしょうね。
コメント (2)
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