goo blog サービス終了のお知らせ 

北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
(C)ナナマガラー All Rights Reserved.

あの台詞の意味

2012-10-13 19:40:35 | ドラマ
今週の「相棒」で、カイトが父の峯秋に向かって電話口で言い放った、「おととい来やがれ!」という言葉。
これまでも幾つかのドラマとかで聞いたことがあったけど、カイトの言い放ち方が凄くインパクトがあったので、これまでうっすらと疑問に思っていた、その意味を調べてみた。

まず、この「おととい」とは、普段我々が使っている「一昨日」という意味で良いそうなのだが、現実に考えて、一昨日、つまり二日前に来やがれ、つまり来いと言われても、それは物理的に不可能な話。
では、なぜこのような言い回しになっているのだろう?

一般的に「一昨日」は、「おととい」の他に「おとつい」という読み方をすることもあるが、これを分解してみると、まず「おと」とは、遠方を意味する古語「おと(遠)」に由来するものだとされており、「つ」は「の」と同じ意味の助詞で、「い」とは、「日」を意味する言葉なのだという。
これを組み合わせると、「おとつい」というのは、「遠方の日」という意味になるようだが、この「遠方」というのは、物理的な意味合いだけでなく、時間的な意味合いも含まれるとされており、その点で考えると、「遠く過ぎ去った日」という意味になるのだとか。
つまり、「(今じゃなく)遠く過ぎ去った日に来い!」と言われても、それは物理的に不可能なことであるから、それが転じて「二度と来るな!」という意味で「おとつい(おととい)来やがれ!」という言い方になったとする説が有力なのだという。(他説もあるらしいけど)

とりあえず意味は何とかわかったけど、実の父親(でいいんだよね?疑いだすとキリがないけど)に向かってこんなことを言い放つなんて、余程の何かが、カイトと峯秋にはあったということなんだろうなあ・・・・。
その辺が描かれるとしたら、可能性があるとすれば今シーズンの最終回あたりなんてのはどうかな?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする