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北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
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北方の要衝

2008-11-09 19:31:38 | 函館



ぶらり市電の旅第3弾。
と言っても、住んでいるアパートから2番目に近い停留所なのですが・・・(笑)





「五稜郭公園前」。
聞いたことがあるという方もいらっしゃるかと思いますが、函館市内でもトップクラスの人気を誇る観光地、「五稜郭公園」の最寄停留所。
ここから公園までは徒歩10分ほどですが、公園のすぐ近くまではバスの便も充実しています。





国の特別史跡にも指定されている「五稜郭跡」。
アパートから徒歩15分ぐらいと近く、いつでも行けると思っているうちに初冬になってしまったので、晴天の今日、足を運んでみました。





写真は、五稜郭公園のシンボルでもある「五稜郭タワー」。
札幌のテレビ塔と並ぶ、北海道を代表する高層建築物です。
写真のこのタワーは2代目で、初代五稜郭タワーは、五稜郭築城100年を記念して、1964年(昭和39年)12月に建築され、2006年(平成18年)6月に解体されました。
2006年4月1日にオープンした新タワーは、高さ107mで、初代よりも47mも高く、展望台からは、函館山や津軽海峡、そして何より、特別史跡「五稜郭」の星形の眺望を見ることができます。





これが、その星型の「五稜郭」。
「稜堡」と呼ばれる5つの突角を配し、星形五角形を呈する外観からそのように呼ばれています。

「五稜郭」は、1864年(元治元年)に完成した、我が国最初の城塞で、1867年(慶応3年)4月に、大政奉還で明治新政府へ引き継がれるまで、蝦夷地の中心地として重要な役割を果たしてきました。
その後、1868年(明治元年)10月、榎本武揚率いる旧幕府脱走軍により占拠され、箱館戦争の舞台となった後は役所としての機能を失い、1871年(明治4年)には旧箱館奉行所庁舎などの施設が解体されることとなりましたが、1897年(明治30年)までは陸軍省の所管として保存され、1914年(大正3年)からは、「五稜郭公園」として一般公開され、1952年(昭和27年)には「五稜郭跡」の名称で特別史跡の指定を受け、現在に至っています。





写真右下にある小さな橋。
これを渡ると、中へと入っていくことができる。





中では、旧箱館奉行所の復元工事が進められていた。
再来年完成だそうだけど、多分その頃はまだ函館にいると思うので、完成を楽しみに待っていようと思います。





写真は、公園の片隅に保存されている、箱館戦争当時の大砲二門。
一門は、築島台場の大砲で、口径14cmのイギリス製、もう一門は、明治政府軍軍艦「朝陽」の大砲で、口径14cmのドイツ製と言われている。





展望台からの写真でわかるように、五稜郭の周囲は、お堀と道が整備されていて、散歩やジョギングに利用する人が多い。
私も、ゆっくりと歩いてみました。








何枚か撮った写真のうち、この位置からの写真が、個人的には一番お気に入り。
もう少し経って、雪景色になったら、もっと幻想的な雰囲気になるかもしれないです。
コメント
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