このところ解せないニュースを見聞きする。これでよいのか、こんなことがあってよいのか、と。きのう(2日)午後2時からテレビのワイド番組で生中継されていた「TOKIO」メンバーによる記者会見の様子をしばらく見ていたが、何のためにどんな目的の会見なのかコンセプトが理解できなかった。はたして多くのファンは納得したのだろうか。
「TOKIO」記者会見、アルコール問題の行方は
そもそもTOKIOの山口達也が2月に東京の自宅マンションの部屋に、女子高生を呼び出し無理やりキスをするなど、わいせつな行為をしたとして、警視庁から書類送検されたことが明るみに出たのがきっかけ。被害者との示談も成立し、今月1日付で東京地検は起訴猶予としている。所属するジャニーズ事務所は、本人の芸能活動は「無期限の謹慎」としている。
この事件を突き詰めて考えると、会見でも話が出ていたように山口本人のアルコールによる自己管理のなさ(酒癖の悪さ、あるいは酒乱)がそもそも問題だろう。城島茂は「現場で酒の匂いがするとか、二日酔いで調子悪そうだなということは確かにあった。円滑にロケが進まないようなこともあった」と。さらに、松岡昌宏はこう述べていた。「山口はアルコール依存症なんだと思っていたが、いろいろな病院に診断書を求めても、アルコール依存症というのは出てこない。本人も先の会見でそう言っていた通り、30日の時点での診察の紙には『依存症』とは書かれていない。どこが原因なのかと我々も、もちろん彼もわからない」と。
察するにアルコールは好きだが、おぼれるタイプではないので依存症ではない。おそらく、酒を一定量飲むと人格が変わるタイプなのだ。普段は真面目だが、凶暴になる「二重人格」タイプもいる。とすれば、TOKIOの仲間たちが山口に促すことは「断酒宣言」しかない。その実践を仲間で見守ることだ。記者会見では「5人で仕事を続けたい。そのために彼には断酒を宣言し実践してもらう。それを見届けて、グループに復帰してもらう」と言い切った方がすっきりした内容になったのではないか。
「取らぬタヌキ」のノーベル平和賞
もう一つ、解せないニュース。きょう(3日)のNHKニュースで、史上初となるアメリカと北朝鮮の首脳会談を前に、アメリカの共和党の議員がノーベル平和賞の選考委員会にトランプ大統領を推薦する書簡を送った、と報じらた。先日(4月29日)のニュースでも、ノーベル平和賞について、イギリスの大手ブックメーカーの予想で、韓国の文在寅大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の2人が一番人気となっている、と。
米朝首脳会談は日時も場所もまだ公表すらされていない。まして核廃棄の道筋(ロードマップ)も具体化していない中でノーベル平和賞が取りざたされるとは、授与者のノルウェー政府も戸惑っているに違いない。さもありなんと、それを報じるメディア側もいかがなものか。
⇒3日(木)午前・金沢の天気 あめ
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