EXPRESS DIARY~鉄人日記~

鉄道に関することを日々徒然なるままに書いて行こうと思います。

100周年の石橋駅

2011年07月27日 | 近畿

110723hkyishibashi 100周年の記念碑が立つ箕面線石橋駅ホーム

 7月23日土曜日。JR宝塚線で287系を撮影後、宝塚から阪急宝塚線に入りました。9003Fをまともに撮っていないので、これ狙いで同線に入ったのですが、なかなか見当たりません。宝塚から乗った急行は始発の時点では結構空いていましたが、徐々に利用者を増やしていき、川西能勢口で立客が出ました。さすがにJRとの競合がある宝塚では厳しい状況が垣間見れますが、阪急平野に入ると独り勝ちなので、宝塚線の急行は川西能勢口以降で本領を発揮します。池田でも結構な乗車があり、車内が混み合って来たので石橋で降りて対向車の観察をすることに。しかし、9003Fは一向に現れません。平井の車庫には9001Fはいたものの9003Fは確認できなかったので運用についていると踏んだのですが…。仕方ないので箕面線のホームに100周年の看板が立っていたので、2枚看板の3100系とともに記念に撮りました。思えば、箕面有馬電気軌道は宝塚線から始まったんですね。宝塚線も箕面線も同時開業したようで、箕面線も阪急では最古の路線となります。もっとも宝塚線はそれが仇で線形が他線よりも悪く、スピードの上では見劣りしてしまうのは皮肉なところです。

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近鉄三昧2~阪伊甲特急の旅~

2011年07月27日 | 乗り鉄

110716kino23104 土休日ダイヤに設定されている阪伊甲特急伊勢志摩ライナー/大阪上本町

 7月16日土曜日。大阪上本町でも鮮魚列車の撮影が消化不良に終わり、ここから巻き返しとばかりに続いて鳥羽に向けて阪伊甲特急の旅を始めます。大阪上本町発9時25分伊勢志摩ライナーに乗車です。鶴橋~宇治山田間をノンストップで走る貴重な阪伊特急です。阪伊甲特急は土休日下り2本、上り1本のみの運転で、平日の運転はなくなっています。かつては毎時1本程度が運転されていましたが、伊勢志摩方面への観光需要低迷などで乙特急への格下げが行われ、土休日のみの運転となってしまいました。下り2本のうち1本が伊勢志摩ライナーを使用し、阪伊特急の本拠地である大阪上本町を始発としていたので、こちらをチョイスし、古き良き時代を感じさせる阪伊甲特急の旅を楽しむことにしました。ここでも贅沢にデラックスカーを指定。3連休初日だけにレギュラーシートは混雑が予想されたので、1人席を確保できるデラックスを取ることにしました。予約はすんなりできましたが、実際上本町からはかなりの乗車があり、デラックスカーやサロンカーは鶴橋を出る時点で満席状態でした。レギュラーシートもかなりの乗車率で喫煙席だけが空いている状態でした。家族連れの多い阪伊特急では喫煙車は敬遠される傾向にあるのでしょう。行楽気分を満載して大阪上本町を発車。高架線を下りるとすぐに鶴橋に到着。鶴橋を出ると宇治山田まで停まりませんの案内が新鮮に感じます。鶴橋を出ると快調に飛ばしていきます。大阪上本町~宇治山田間の表定速度は89.5km/h。名阪甲特急には及ばないものの、それに次ぐ足の速さです。もともとは伊勢志摩ライナーが近鉄特急初の130km/h運転を行っており、名阪特急よりと覇を競うようにスピードアップを行ってきた歴史があります。しかし、少子高齢化、不況、国際化などお決まりの文句の中、伊勢志摩方面への利用は低迷していき、堅調な名阪特急を尻目に阪伊特急は減便や停車駅増の方向に行ってしまいました。この日の車内は昔日を思わせる乗り具合で、これなら阪伊甲特急もやっていけるのではと思わせる賑わいでした。鶴橋から宇治山田までノンストップの列車なので皆が伊勢志摩方面へ向かう人であることは自明です。3連休初日だからもっと賑わっても…というところもありますが、近々登場する新型観光特急で伊勢志摩観光ともども巻き返しを図って欲しいものです。

110716kint23104 青空の下、黄色を基調とした車体が映える23000系/鳥羽

 7月16日土曜日。阪伊甲特急の旅後編。列車は快調に走り、大和八木手前で先行列車に詰まり徐行運転。これがなければ近鉄特急ももう少し速く走れるのですが、なにぶんにも時代は特急優先ばかりにはならなくなっています。ATSの改良やダイヤのパターン化などで何とかもう少しスムーズに走れるようになってほしいものです。阪伊特急のほぼ全てが停車し、近年は名阪甲特急の停車も増えている大和八木を通過。ここから再び加速し、山間部へと入っていきます。しばらくうたた寝をしていると名張通過。さらにうたた寝を続けていると山間部を抜けていく気配で目を覚まして、先頭車まで行き、伊勢中川通過のシーンを動画で収めます。他は側窓からの撮影でしたが、ここは一発伊勢中川だけはということで気合いを入れて前面展望撮影。子供ギャラリーがいましたが、何とか撮影完了。松阪まで粘りたかったが、席に戻りました。よく考えれば伊勢中川~松阪間では130km/h運転110716kins23104 を行うはずです。しかし、席についてから思い出したので後の祭り。なんとなくそれらしき走りを体感するに留まりました。近鉄は大阪線や名古屋線も線形がいい方ですが、山田線もかなり線形が良く、かなり飛ばします。さすがは130km/h運転を最初に行った路線です。阪伊甲特急でしか味わえない松阪、伊勢市通過も体験。これが体験したかったからこの列車に乗ったといっても過言ではありません。宇治山田に定刻通り到着。多少の下車があったものの大半が鳥羽方面を目指すようです。車内では近鉄特急では珍しくなった車販も行われていて忙しそうです。サービスカウンターは既に使用停止状態ですが、車販の基地になっているようです。最終行程を進み、池の浦付近で目ぼしいポイントをチェックして目的地の鳥羽に到着。ここでの下車も思いのほか多くありませんでした。大半が降りるのかと思っていましたが、どうやら志摩スペイン村や賢島まで行く人が多いようです。さすがは速達の阪伊甲特急といったところでしょうか。