IGRいわて銀河鉄道と青い森鉄道には05年7月16日に乗車した。前身となるJR東北本線にはついぞ乗車することなく、3セクに転換してしまった後での乗車となった。学生時代から北海道や九州、四国などの3島は周遊券などを利用して乗りつぶしに出かけていたが、東北に関してはワイド周遊券がなくなってしまい、周遊きっぷではあまりメリットを見出せないため、北海道よりも近いのに遠い地域となってしまい、ほとんどの路線に乗っていない状態だった。このため主要幹線である東北本線さえ全線完乗していなかった。東北新幹線延伸により盛岡~八戸間が3セクに転換され、ついぞ東北本線の完乗は果たせずじまいとなっていまった。仕方ないので3セク転換後の両鉄道に乗車したわけだが、東北地方は相変わらず乗りにくいところで、この時には東日本と北海道の普通列車が乗り放題となり、さらに急行はまなすの自由席に限り優等に乗れるきっぷを活用した。関西では入手が難しいきっぷで、わざわざ京橋のツインクルプラザまで出向いてきっぷを購入したのを思い出す。
当日は当初の予定とは違う予定で東北入りをし、IGR、青い森ともに予定外の乗車で初乗りを果たした。日本海で東北に入り、五能線などを乗りつぶして、はまなすで北海道入りして、北海道の路線を乗りつぶして、はまなすで東北に戻り、東北本線~青い森鉄道~IGR~花輪線と乗り潰して日本海で帰阪するルートを考えていた。しかし、不慮の事態で日本海に乗り遅れて、急遽18シーズンではないため空席があったムーンライトながらで東上して、東京から新幹線で盛岡までワープしてIGR~青い森と乗り継ぐ行程に変更した。盛岡からはIGRの7000系快速に乗って、青い森鉄道を通り越して八戸まで乗り通した。IGR7000系とは名ばかりで外観上は701系と全く同じ代物だ。車内がセミクロスシートになっているところが目新しいが、走りは701系と全く同じで、それなりに全速力で走るので車内はとにかくうるさい。
今後東北新幹線が新青森まで延伸されると東北本線八戸~青森間は3セクに転換するものと思われる。盛岡~青森間の都市間輸送を担うとまでは行かないだろうが、盛岡都市圏、青森都市圏の2大都市圏を持つ路線となるため、3セクとしてはそれなりに恵まれた路線となるものと思われる。