EXPRESS DIARY~鉄人日記~

鉄道に関することを日々徒然なるままに書いて行こうと思います。

近鉄内部・八王子線

2007年09月20日 | 東海

Kin1008  近鉄内部線、八王子線には03年2月11日に乗車している。同線乗車も初なら、ナロゲージに乗るのも初めてで車両の小ささに驚いた。遊園地で乗る遊具用の電車という感覚だ。ただ、小さいものの電車は電車で走り出せば普通の電車だ。但し、軌間が狭いため乗り心地がかなり悪いのにはさらに驚いた。横揺れが激しく少しスピードを出すとそれに伴い揺れがこれでもかというぐらい激しくなる。そんなにスピードは出していないが、スピード感だけは満点という電車だ。内部線の終点まで乗って、折り返して日永から八王子線に乗って四日市周辺のナロゲージ路線を楽しんだ。両線とも車両が小さいこともあってか、乗車率は高かった。当時から北勢線は廃止の話があり、同じ規格の内部線や八王子線もやばいのでは?と思っていたが、これだけ乗っていれば大丈夫だろうと現地へ行って一安心したものだ。その後桑名まで行って、西桑名から北勢線に乗ったが、確かに北勢線の利用は少なく、終点の阿下喜まで乗っているのは乗り潰しファンと見られる鉄以外は数人というレベルだった。北勢線は後に三岐鉄道に譲渡となり、近鉄時代には見られなかった改善が進められ、息を吹き返してきている気配はあるが、四日市という後背地がある内部線や八王子線ほどの勢いはなさそうだ。今後も内部線、八王子線は現状のまま推移していきそうだが、車両更新の時期が同線の命運を握っていると言っても過言ではなさそうだ。インバータ制御でモータも小型化されてきているので、台車等工夫を凝らした乗り心地のいい車両を開発してほしいものだ。