こんどの大震災で、やはり「人間は、助け合って生きる」、ということを教わったと思う。人をクイモノにしたり、競争を煽って貧富の差を当然とするような価値観では、幸せに生きてはいけない。
どんな災害があろうとも、助けあうことができるならば、それは、逆に、共に生きる辛さを知り、喜びを知る機会とさえいえる。自己利益ばかりを追求していては、得られない味わいである。
それこそ、人間社会を、考え直す機会となっている。このときに、人がどんな行動をとるのか、どう判断するのか、今、みんなが試されている。
この災害を、個人的利益の追求に走るような人は、まことにブザマな姿を示すことになる。何がどうなのか、キチント指摘しなければならない。
正当に選出され、キチント任務につき、自らのやるべきことをやろうとしている菅首相に、なんとかかんとかイチャモンをつける勢力がある。しかし、それは、説得力のあるものだろうか。
「酔う前に言っておきたいことがある」という小沢氏の倒閣宣言であったり、遅いだの、後手後手だの、当然起こるべくして起こる不都合を、すべて、菅首相の個人的資質の問題にしようとしたりする、マスコミの傾向。
これらの背景には、なにがあるだろうか。まさに、「助けあう精神」と真逆の動きである。エリート、支配層、貧富の差を是認し、人をクイモノにして、何がわるいのか、「あいつらみんなアホですよ」と思っている連中のシワザである。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます