今日で、連休が終わる。といっても、きまったスケジュールのない身には、連休の意味はそれほどない。世間の多くの人が、休みというだけで、当方には、基本的に何の関係もない。
それは、少しさびしいことでもある。喜びもない。毎日が日曜日に近く、それが、連休の意味をなくしているのである。
テレビで、世界一の棚田のあるところ、中国雲南省に、大高氏が入り、取材している番組を先ほどまで見ていた。すべてを、人の手で、作業を行う。先祖から続く技術と、努力の積み重ねの結晶である、棚田群。
村人の相互協力。技術。生きていくことの原点を見せてくれる。都会にいて、その生きる本質を知ることもなく、のうのうと生きている当方にとって、そのひ弱さを思い知らされる。
長年積み重ねられてきた努力のうえに、形成された風景の美しさが語られる。誰かが手抜きをすれば、そこから崩れるという。
それを知っていて、相互に技術を競い、助け合って生きていくのである。棚田の風景を、地元の若者は、いとおしいという。
連休をうれしいと思える人、棚田をいとおしいという人。そこには、背景に、いろんな努力や苦労がある。楽に楽にと、生きてきた人間には、味わえない世界なのである。
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