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空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

オバマの演説をきいて

2009年01月21日 10時24分03秒 | 思考試行
やはり、感動的であった。黒人始めての大統領である。期待したい。言うことがすべて、腑に落ちる。政治家はこうありたい、という見本を示してくれた。一部、少し気になるところがあった。といっても、同時通訳の声での判断だから、原文をみないとわからないけれども、「共産主義」の文言が出てきて、それは、「敵」にあたるような文脈であったような気がした。その部分を除けば、あとは、当方の考えることと見事に一致した。同感なのである。こんな政治家をみたのは、明らかに始めてである。

演説内容が、困難にふれ、実態にふれ、国際社会のなかでの立ち位置にふれ、差別にふれ、思想にふれた。短い時間のなかで、課題を鮮明にした。解りやすい。国益を声高に叫んだりしていない。共生の理念が見える。

それにしても、国民の歓迎振り、元大統領達、政党の政治家の振る舞い、など始めてみて、それも印象的であった。華美に亘らず、儀礼的でもなく、セレモニーのあり方について仰々しいものではないのに、実質を感じた。さすが、アメリカである。困難から立ち上がり、新しい時代を切り開いて欲しいものだ。オバマ大統領は若いけれども、落ち着いて、着実な改革をすすめそうである。

日本の政治家もこうありたいものである。そういう意味では、共産党の志位委員長も、オバマと同列にいるような気がする。民主主義のなかでの、新しいビジョンを示して、なかば、「常識的」になっている共産党は「別」ではなく、誤解を解いて、きちんとした姿を解ってもらえるように、示していくべきである。

始めに書いたように、オバマ氏も共産主義について、ある種の「誤解」があるように思う。それを解くには、過去の「実験の失敗」を、明らかにして、新しい目指す姿を示すことにあるし、行動であろう。ビラまきだけではなく、現実の社会のなかで、理念に基ずく運動が展開されなくてはならない。系統的な救民運動も必要であろう。

ともあれ、世の中、まだプロセスの段階であって、完成品には程遠い。仕事は山ほどある。それにしても、光が差し込んでくるのではという期待を抱かせてくれた。
バラク・フセイン・オバマを注目していきたい。

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