アメリカでの、長期にわたる監禁事件は、何を語っているだろうか。近所の人も気づかない。犯人の母親も知らなかった。お互いの無関心、異常を察知できない警察組織。
表面的には普通の人に見える人間が、実はびっくりするような犯罪者だった。しかし、考えてみれば、少しずつへんな行動がつみかさなって、起こった事件のようだ。
異常な行動は、次の異常行動をよぶ。いったん歯車が狂ってしまえば、元には簡単にもどせない。
事件がばれたあと、犯人はなんでそうなったかの供述をしているようで、罪は認めているという。暴行、妊娠、流産と、被害者の心境を知るべくもないが、英雄扱いされているシーンもみられる。この辺は、国民性を感じるが、陽気さが表面にでている。
警察は何をしていたのかとか、近所の人はきづかなかったのかとか、結局は人間関係ということが事件の背景にあって、起こったものであることがわかる。
背景には、脅迫、暴力、と健康ではない人間関係がある。いま、憲法改正をいう連中は、合法的に国民から権利を奪い、かれら為政者の権力の行使を容易にしようと画策している。
これで、戦争できる国家となるなら、自国民のみならず、他国までもその影響がでてくる。健康な人間関係というのは、簡単にはできないのである。
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