年齢は現役からの引退の大きな原因となりうるし、またそうでなくては新陳代謝しないから、自然の摂理ともいえる。
だが、当事者は、日々の生活のなかで、いつの間にか自分が世の中の主人公ではなくなってきていることに気付かず、いつまでも、現役であるかのように錯覚してしまう。
ある程度、現役の仕事を引き継いでいる場合は特にそうなりがちだ。同じ年齢層の者の振る舞いをみていると、わかりそうなものだが、人は人、自分は自分という観念があって、人のふり見て・・・とはなかなかならない。
テレビ番組などみていて、話がどんどんあわなくなって、感覚的に同感しなくなってくると、年齢を意識させられる。先日も家内と映画にいって、さほど、感動もしなかったね、などと言いつつ、話していたら、家内の横の座席の若い女性が、泣いていたという。
これには、仰天して、どこの場面などと、聞き出してみたが、とても、泣けそうもない場面であった。感性のズレが始まっているのだろうと思うほかなかった。
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