人間は、明るいところばかりではなく、どうしょうもない暗さがある。分水嶺を歩いているような危うさを感じる。
右も左も、実は危険であり、なんとか生き延びることができる道は、その分水嶺の細い尾根道だけではないのかという気分に襲われる。
さまざまの事象を見るたびに、人類は滅びる他なく、展望はないと思うほかない。この状態から、人類は抜け出すことが可能だろうか。
昨夜、夢を見た。なんと、明確ではないが、若い女性に誘われる夢であった。その会話を察知した肉親が、その実現を妨げるべく、不可解な反応をする。本人は、その狭間で、当惑している。
意外性に驚く自身がいる。現実では、もうありえないことであるが、まだ、こんな夢を見るという驚きである。
これが、人間の本質であろうか。潜在的にそんな欲望が渦巻いているのかもしれない。こういうことがあると、絶望が鎌首を持ち上げる。
しかし、世の中、そんなこととは、無関係の、まことに「健康な人々」もいる。それが、明るさである。振る舞い、発言、表情、見ているとそのようにしか見えない。
これこそ、救いである。私は救う側ではなく、救われる側であることを実感する。
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