空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

いつまでも生きるわけではないのだから・・・

2021年03月16日 22時48分04秒 | 思考試行

 当然ながら、この世に生を享けたるものは、例外なくその生涯を終える日が必ず来る。だが意外なことに、まったく、そんなことは考えたこともないという人がときどきいる。友人がなくなったり、身内のものがみまかったということで、相当なショックをうけて、現実の生活に行動変容が起こしたりする人がいる。

 生を享けた以上、最後の日を迎えることは必然なのだから、その間どのようにすごしていくかを考えることは無駄ではないと思うのだが、目前のあれこれに追われて、ゆっくりとそんなことなど考えてはいない場合は、それが目前に迫ったときに大慌てするかもしれない。

 多少じたばたしようが、悠々としていようが、そんなことは、それほど問題ではないが、どたばたするのは、生涯を終えるときであろうが、青春時代真っ只中の楽しいときであろうが、好ましいことではない。

 とはいうものの、多くの慌てふためく場面を経験するなかで、そのような事態を招かないように人は気をつけていくから、そこそこ年齢を重ねていくなかで、慌てる機会はどんどん減っていくことになろう。

 科学技術が進歩を遂げ、情報の流通は大幅な拡大を遂げ、今や、世界の隅々まで何が起こっているかを多くのひとが知ることができるようになってきた。

 何が合理的で、何が不合理か、多くの人が適切な考え方を手に入れることは、そんなに難しいことではなくなってきていると思う。だが、現実世界は矛盾に満ちていて、理不尽なことが多く存在し、国同士をみても、政治体制の違いから、鋭い対立が生じているし、社会にも犯罪があり、諸悪の事象が起こっている。

 誰が正しくて、誰が間違っているか、人類にとって、だれが害をなしているか、不当なことをしているか。社会構造に不合理がないのか。不公平なことはないのか。さまざまに検討しなければならない事が多くある。それを誰もが、どうにかしようと思うことができるような時代が近づいている。

 世の中は、これから激変の時代を迎えるに違いない。多くの人びとが真実を知り、意見を持ち、判断するようになるとき、支配者達は従来のような、弾圧や策略やごまかしやデマ、ウソで支配体制を維持することは困難になるだろう。自身の不当な利益をいつまでも貪るわけにはいかないと考えるようになるはずである。気付けば、その立場を放棄すべきだ。改善に足を踏み出すべきだ。

 そうしなければ、いずれ被支配層の人びとが彼らに迫ることになるだろう。生きとし生けるものが、気持ちよく暮らせるようにいかになすべきかが、追究されるだろう。


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