サンプロをみて。

　今まで、サンデープロジェクトを見ていた。中曽根、土井、不破の重鎮3氏に、田原氏が司会をし、話しを訊く、同席して、背後に若者達５０名ぐらいを座らせ、時折、質問、アンケートをする。コメンテーターが何人かいて、話に加わるというスタイルである。

　話しの進み具合が、整然としていて、3氏のいずれもが、現役を外れていることもあるが、ギスギスした、やりとりにならず、中味も、質的に高いものがあった。田原氏もいつものガラの悪い、共産党には、変な差をつけた扱いをするということも、いつも程は無く、見よいものであった。

　今の、若い人達の、扱いについて、その不当さに、中曽根氏が触れていて、小生とまったく同感であった。利益追求に走るあまり、使い捨てにするような風潮を批判している。

　現実に、社会や、会社の受け入れの条件がわるいなかでは、若者達が、夢や希望をもてない現実がある。アメリカ流の格差社会を是認するような、価値観では、起こるべくして起こっている現象である。このことを明確に述べていることに、共感した。

　３人が、総体にいって、論争のようにはならないのは、いずれも、政治家として、よく勉強もしているし、考えがしっかりしているとぃうことができる。とりわけ、不破氏には、論理的で、政権をとれば、かなりのことができただろうなあと思わせられた。