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空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

アメリカはどう考えるか

2010年03月27日 10時08分07秒 | 思考試行
アメリカが基地を世界中において、自分の思うままに世界を支配している状況が、徐々にできなくなりつつある。沖縄普天間の基地問題で、沖縄は、県内の基地移転に反対し、他のどの地域も、基地を歓迎するところはない。とすれば、アメリカには出ていってもらうしかない。

そう言えばいいだけのことか。そうすると、中国が、どう出てくるか、それが心配で、アメリカの基地の存在には意味があり、出て行ってくれとはいえない、ということだろう。それで、どう解決するのか。

チベットでの中国の振る舞いをみていると、油断できない。こういう国の存在が、世界を不安に陥れる。民主主義がないから、支配層の考え方でどう変化するかわからないところがある。北朝鮮も然りである。国民が政治に参加できていない。これが、アメリカ軍事資本のよりどころである。

選挙で、政治権力が入れ替わるという構造は、日本もようやく始めてといっていい政権交代を体験した。それは、民主主義の始めての効果であったように思う。それでも、中味は、まだ始ったばかりであり、本当に、国民主体の政治の実現までには、時間がかかるだろう。今、旧勢力の陰謀が、裏面で蠢いている。新政権のアラサガシに躍起であり、それなりの効果をあげ、政治と金、女性問題など、庶民の嫌気を誘う。

そして、アメリカは、軍事資本が力を持ち、その行き先は、世界の混乱が生業のための必須条件であり、常に、課題を作らなければ生きてはいけないから、平和こそ彼らにとっては、困った事態なのであり、中国や北朝鮮を簡単に民主国家にしてはならないので、彼らの存在こそ、アメリカの軍事資本にとって、まことに有難い存在でもあるわけである。

こうした中で、平和を愛する庶民にとっては、軍事資本の力を奪い、人類として、共生できる環境を作るためには、彼らの意図をどのようにくじくかについて、思案をしなければならない。まだまだ道は遠いのである。

アメリカが出て行ったとして、中国や北朝鮮が、侵略してくるだろうか。その可能性は少ない。来たとしても、それを防ぐことができないとも思えない。アメリカには、普天間から出て行ってもらおう、それしかない話ではないか。そうもいかない。アメリカの軍事資本が承知しない。日本は、いまだ、まともにモノの言えない属国状態の事実がある。

であれば、今回の政府案ということも考えられる。当然ベストではない。普天間よりは、少しマシか、ということだろう。

アメリカも、自由をいいながら、それは、力を持つ者の自由であり、貧困者は、兵隊に行くしか道はない。でなければ、富裕層の施しをうけながら、ホームレスの暮らしをしているのである。この国もまた、病んでいる。

世界中、どこもかも問題をかかえ、それが相互に関係している、どこから改革していくのか、それが、今の我々の課題ということだろう。まずは、足元の「友愛から」か、当面、そのベクトルでいいのではないか。

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