世の中が、金儲け専一の人ばかりとなるとすれば、そんな世の中には、なんの魅力があるだろう。何をするにも、金かねで損か得かと血眼になる世界、ブルっとなる。
勝者は、その得た武器でさらにルールをつくり、他者を追い詰め、さらなる支配を強める。一方では、生存さえままならない人々がうまれる。弱者を一顧だにしない残虐な世界。地球規模で、状況を改善しようとする視野がなければ、底が浅く、あさましく、醜いだけの金儲け亡者たちの姿。
金儲けを成した人々がどういう行動をとるのかが重要ではある。儲けのほんの少しだけを寄付するのか、その大部分をそうするのか、それは、次の儲けのための準備にすぎないのかもしれない。
偏在する富を、うまく分配する構造、仕組みがどうしても必要となる。これだけ世界が狭くなり、事情がわかるのだから、何とかそういうものができないだろうか。
多くの悲劇を、過去のものとする、そういう知恵がほしいものである。
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