空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

映画「麒麟の翼」は名作である

2012年02月15日 21時17分07秒 | 思考試行

今日、映画「麒麟の翼」をみてきた。映画の帰りには、書店に立ち寄り、原作を購入した。原作はもちろん映画よりも、内容的には、材料が多いけれども、この映画の脚本がすばらしい。キレがあって、展開がうまく処理されていて、本当に感心した。まちがいなく名作である。

内容的にも、単なる娯楽作品ではない。推理とか警察とか、そのことが主眼ではない。人間的な生き方の問題につながる話である。極端な悪人などいない。むしろ善人ばかりともいえる。しかし、そのなかに「悲劇」のタネが発生する。

日常生活で、大切なものを見失ったとき、大事にしなければならないものを、いい加減に処理したら、その結果がどうなるのか、真面目に真摯に、真実に向かうことの大切さを、真正面から見すえている。

青臭いだの、似たようなことをいう輩がいるとすれば、それが、悲劇のタネであることを知らなければならない。人間社会が、よりよくなるために、生きていくために大事にしないとならないものが提示されている。

今の弱肉強食的な、政治を展開してきた連中や、富の獲得のためには、平気で人を道具として扱って、平然としているような連中が溢れていること、これらに対するプロテストでもある。

それでいて、エンターテイメントなのである。すばらしい映画作品である。


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