空をみながら

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橋下大阪都構想について

2012年02月25日 09時04分17秒 | 思考試行

コンビニで、偶然「体制維新ー大阪都」の新書版の本をみつけて購入した。堺屋さんと橋下氏の対談もはいっていて、大阪都構想が、何を言いたいのか、おおよそのところを把握した。

このように、体系的に意見を聞いてみると、やはり説得力がある。選挙で勝つ要因がきちんとある。単なるワンフレーズの劇場型政治家ではない。仕組みを変えないと、今のジリ貧状況から、脱出はできないという思いに圧倒される。

橋下氏の仕事ぶりは、組織運営のうまさが抜群であることと、その決断が政治の役割を踏まえたものであり、議論をしながら、決定までの道筋が明確でわかりやすいことである。そして、実行するのに公務員の力を充分に使っていることである。

民主党が、政権交代したものの、官僚組織との関係や、参議院選挙でのネジレのために、その成果をなかなかうみだしにくいのに比べて、大阪府での成果や、大阪市での改革のすすめぶりは、まことに鮮やかである。

本のなかで、政治の役割と、行政の役割をふまえて、行政のプロたる公務員の使い方が、スマートであり、そのやる気をうまく出させていることである。それは、まさに、組織の特質を知っていることから、出発する。民主党が官僚の仕事をとりあげたような形になったのとは、全然違うのである。

そして、思想調査のような問題について、撤回も速やかにするし、今朝の朝刊では、維新の会の議員の口利き問題で謝罪とある。変更したり、謝罪することにはこだわらないのである。間違ったら正せばいいのである。それは好ましいことである。

この本を読んで、彼は、決して独裁ではないし、時代の要請に沿う新しい政治家であると思った。

 


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