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空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

メロン配ってアウトだけど後援会を税金を使って慰労するのはオッケーの不思議

2019年11月19日 21時01分07秒 | 思考試行

 予算を毎年オーバーして後援会を招待する。好評なものだから調子に乗って人数が増える。選挙区の後援会のメンバーをどんどん招待する。予算は毎年オーバーするようになって、これではまずいと予算を増やすことにした。ところが、赤旗新聞に気付かれてしまった。

 経済産業省大臣は、事務所としてメロンをくばり、香典を出していたところがばれちゃって、せっかくなった大臣をやめなければならなくなった。事情通は、彼は危ないと以前から知っていたと発言する。ことがはっきりしてから、そんなことを言うのだから、マスコミは、評論家は、本当に何を考えているのだろうか。

 よくも自慢げに、すんだあとでいうもんだ。そして驚くことには、そのことを恥じるとかいう風がまったくないことである。彼は、危ないと言われていたんだよねぇ。常識だった。てなもんである。

 勝負がついてから、前から知っていたことを、恥知らずにも自慢げに言うのである。こんな連中の役割は、さまざまな場面で政権を擁護しながら、少し野党的な色をだし、実態は、その状況下でうまく立ち回っている政界寄生虫である。旗幟は鮮明にはしないが、うまく泳ぎ回る。実は、政権の別動隊であり、野党の足を効果的なところで掬うのである。そこに彼らの役割がある。

 世の中何が正しいか。それは簡単には言い難い。有利に生きている連中は、必死に這い上がろうとしている弱者をうまくおだてて、彼らの仲間にするかのようにふるまい、乗ってきたものを、最大限利用する。一時的な快楽の対象にしたり、したい放題である。すてさり、きりすて、見世物にし、くいものにする。

 弱者は彼らに利用されたことを知ったとしても、泣き寝入りするほかない。きれいごとの金持ち連中は、そんな事実を知る由もない、という顔をし、すべて知らないふりをしていればいい。

 事務所のせいか、秘書のせいか、税金で自らの後援会を喜ばせ、権力者は笑顔を浮かべながら、後援会のお客様に駆け足で近寄り、ハイタッチする。しあわせだろうなあ。しかし、それはそれでたいへんだ。朝何時におきると思ってるんだ。記念写真だって、早朝だぜ。

 昼近くまで寝ていて、誰からもどやされることのない、弱者の君は、確かに収入は少ないだろうし、人からあがめられることはないだろう。だが、それなりに、リズムがつかめているとすれば、とんでもない権力を持つもののそばによってはならないということだ。そうしているかぎりは安泰のようにみえるのだが、ところがどっこい、大網で、周囲周辺丸ごとすくいとられて、ながれにのって、なにものかのエサに転化するのである。