日本は、もう先進国ではないと言われているそうだ。いろんな指標がそれを示しているという。それはなぜか。インターネットで調べてみたが、もう一つピンとこない。
ただ、労働者の賃金は下がる一方なのに、企業は金余りの状態だという。賃金があがらなければ、生活は豊かにはならない。企業が内部留保に懸命となり、富裕層と貧困層の格差がどんどん開いているようでは、よのなかギクシャクするのは当たり前だろう。
富裕層からは、貧困層の実態をみてどうにかしようという気持ちはないようで、むしろ、この格差を固定化したい様子も見られる。この富の分配に、大きな問題があると思う。
一人一人の生活に注目して、どのようにすれば、みんなの生活が良くなるか、良くするかに関心があるのかどうか。自らと周辺のためだけに、利益を図る。他者のことは、どうであってもかまわない。システムは競争原理だけで、政権は弱者切り捨てを平気で実行する。
これでは、世の中良くなるはずがない。
研究予算においても、目先の利益ばかりを追究する傾向もみうけられる。研究費予算は、基礎的研究部分を切り捨て、応用研究に力をいれているとしている。これでは真の科学技術の進歩はのぞめない。研究論文の質量ともに、日本の没落傾向が言われている。
地球温暖化が、現実に大きな被害を巻き起こしている。環境問題が、深刻であり、これにまともに向き合っている様子がない。政権の無神経ぶりに驚かされる。
災害に対する対策もお粗末である。人を大事にする思想の欠如がモロにでている。要するに、国民の生活そのものにキチンと目をむけて、いかに、すれば生活がよくなるのかという視点が欠如している。
政治の実態に、多くの国民が目をむけて、その矛盾、本質を見抜き、国民本位のものにさせていく動きを起こさなくてはならない。だまっていては、良くなることはあり得ない。