空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

マスコミは健全か。

2008年09月11日 09時45分21秒 | 思考試行
建設業界の談合は、競争回避の手段として、なかなか、なくならない。業界にとっては、死活問題であり、理屈では、談合はいけないといっても、その根絶は、簡単ではない。

大体、世の中競争しないとなれば、そこから腐敗が始まり、不明朗な事象が数々おこってくる。教員採用のことで、大分県で大きな問題となった。現役の教師が、本人の知らないところで、有利な扱いを受けていたことが判明して、採用の取り消しをいわれている。

これは、大分県だけのことであろうか。ことは、教育委員会の法的な位置づけから始まって、密室状態のなかからうまれたのではないかと、容易に推察できる。となれば、全国で似たようなことが、起こってはいないだろうか。それは、かなりの確率で行なわれているに違いないと思われる。

人間は、どのような行動をとるかについて、すばらしい努力もするが、一方、自らと家族のためとか、情実をからめた不公平な行動もとる。これらを野放しにすれば結局は、全体のためによくないとして、法的な整備を含めて、その対策が計られてきた。

マスコミは、こうした談合を異口同音に非難する。しかし、マスコミも例外ではない。かれらも競争回避に、今や、ドップリはまっている。本当の競争が展開されていない。なかよしグループで、どこをみても大した違いのない報道ぶりである。競争して、取材合戦をして、特ダネを競うところに、マスコミの社会貢献の意味がある。社会悪と戦う公器たりうる。

しかし、今や、支配機構の一員となって、庶民をごまかす一つの道具となりはててしまっている。それは、本来の役割、任務を放棄していることを意味する。安逸を求めるかれらに、モノをいう資格があるのか。