空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

パヒュームをみる。

2007年03月03日 14時45分10秒 | 思考試行
 映画「パヒューム」をみてきた。香水ということになる、題名だが、ブログ「日刊糸井新聞」だったか、糸井重里さんが、「香水」という原作の小説を、おもしろかった小説の5本の内の1本だ、と書いているのをみて、行こうという気になりでかけたものである。

 18世紀のあまり住みたくない時代の雰囲気が、よく表現されていて、映画を作る立場の人にとっては、必見の作品ではないかと思う。刺激的で、タブーの世界に踏み込んでいるのと、新しい世界を提出していることには、疑いない。日本では作れない作品の典型ではないか。

 しかし、若者達が受け入れることができるかといえば、無理があるかもしれない。観客は年配層ばかりであった。しかも、1回目のせいか、観客数は少ない。アクションがうりものではないし、テーマは、そう簡単なものではない。原作を読んでいないので、なんとも言えないが、香水をめぐる薀蓄はおそらくたくさんでてくるだろうし、心理的にも多くのことが描かれているのだろうと思う。

 社会学、歴史、政治のこと、などなど、見方によって面白さはたくさんあると思う。どんな作品も、面白いといえば面白いものだが、大人の映画であることは、たしかであろう。