世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

CASA (カサ)

2016年12月06日 | 
スペイン語でCASAとは「家」という意味である。

個人の家の一部を旅行者に提供するもので、

正式にはCasa Particular(カサ パルチクラル)という。

そして玄関先には必ず青色のイカリのマークがしるしてある。



最近、日本でも流行(?)のエアビ(airBnB)の先駆けみたいなものだろうか。


深夜、空港から向かった先は「ミルタさんの家」だった。

タクシーのドライバーも住所を頼りに、

途中2人の人に道を聞きながら、

30分ほどかかってやっと一軒だけ明りの灯った家に辿り着いた。

それは住宅地の一角にあった。


      昼間は人通りも多いが…


夜中の12時を回っているとはいえ、

小柄で人のよさそうなお母さんと、

対照的に体格のいい息子が満面の笑みで迎え入れてくれた。


初めて入るキューバの民家。

頑丈な鉄格子とパネルの2重ドアを入るとすぐにリビングルームになっている。



パスポートを預け、洗濯物の干してある中庭的な通路の中ほどの部屋に案内された。




殺風景な部屋に冷蔵庫はあるが、エアコンも洗面所もない。


     長旅で疲れ果て、ベッドに腰掛け放心状態で歯磨きする筆者

シャワーとトイレは家族と共同だ。


     便座は割れ(あるだけましなのだが)、必ずしもきれいとはいいがたい

えー!もう、バス付と言ったのにィー((#^ω^)

と思いつつ、疲れてその日はバタンキュー。


ところが、

右隣がお母さんの部屋、

左が息子の部屋。

そしてやがて雷のようないびきが両方から聞こえてきだした。

まるでステレオサウンド。

たまらず耳栓を取り出した。



世界中の安宿に泊まると、

けっこう階下や隣がカラオケ屋やディスコだったりして、

夜通しガンガン音が聞こえてくることがよくある。

こんな時は耳栓は欠かせない。
(旅の必需品)


とりあえず、無事に目的地のハバナにつき、

初日の宿はゲットできた。

贅沢は言わない。感謝


旅の初めはこれでいいのだ。