世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

限界国 ニッポン

2014年08月13日 | 社会
限界集落という言葉がある。

過疎化・高齢化が進展していく中で、経済的・社会 的な共同生活の維持が難しくなり、

社会単位としての存続が危ぶまれている集落を意味する。


これを日本に置き換えてみたらどうだろう。

国内総生産(GDP)の4~6月期の物価の変動や季節要因を除く実質GDPは、

1~3月期より1・7%減り2四半期ぶりのマイナス成長となった。

この状況が1年続いた場合の年率換算では6・8%減。


東日本大震災があった2011年1~3月期(年率6・9%)以来の下げ幅となった。


消費増税に伴う駆け込み需要の反動で個人消費が大きく落ち込んだことが響いた。



街の破たん。には夕張、デトロイトがある。

国の破たんは、ギリシャが有名だが、アルゼンティンもその瀬戸際にある。

デフォルト(債務不履行)に陥ったのだ。


国の借金が1,000兆円になろうという日本は果たして浮上できるのか。

否。


こにまま行けば、国が消滅することだって真しやかに(as if it were true)ささやかれている。


解決方法はあるのか。


ある。

その唯一の方法は、

移民を受け入れることだ。


だが、国民の腰は重い。

まるで純潔が侵されるような恐怖を持っている。


愚かなバージン崇拝主義だ。

排斥主義がうまくいったためしはない。


いま日本は、再び鎖国か開国かを迫られている。

ただ黒船を期待しても来ないだろう。


日本国民が自ら胸襟を開くべきだ。

今時の若者

2014年02月26日 | 社会
ある著名な音楽プロデューサーから

電話で問い合わせがあった。


「かじさん、熊本にもしくまモンがいなかったら、

熊本はどうしたでしょうね?」


そう、今やくまモンは全国版となり、世界にも進出しだした。

熊本県の観光戦略は、

『熊本サプライズ』と称して次から次にサプライズを仕掛けている。


サプライズ、すなわちビックリするようなことをして

楽しませるのだ。


彼は、くまモンだって人気が衰える日が来るでしょう。

くまモン最後のサプライズは、くまモンを殺せばいいんじゃないですか。

犯人探し、そして墓参りなどで死んだあとも話題は尽きないのではないか、と笑いながら言う。


なかなか発想の面白い人だ。


だから、彼自身も音楽業界で次から次へとヒットを飛ばす。



彼は電話口で続けた。

「かじさん、熊本の若者で頑張っている人はいませんか?」


ボクは受話器を握ったまま一瞬考え込んだ。


頑張るってどういうことだろうか。

若者って何歳から何歳までなのか。


まあ、細かいことはさておいて、

思いを巡らしてみた。


「高校生で面白いことをやってる人達がいますよ」

身近なところではそれしか思い浮かばなかった。


今彼らは、月一でいろんな課題を設けては、

それをプレゼンし、ディベートするという形でイベントを行っている。


「面白そうですね。今度覗いてみます」

彼はそう答えると、また電話しますと言って切った。



ボクは改めて考えてしまった。


頑張るのも色々あるけど、

若者で頑張っている人ってあんまり思いつかない。


日本で今の若者といえば、

いわゆる「さとり世代」なのだ。


彼らは総じてチャレンジ精神が乏しい。

なんせ悟り切っちゃっているのだから。


迷えるおじさんたちよりよっぽど賢い。

いや、賢そうに見える。


何にせよ一家言を持った情報通だ。

ただ舌足らずで、マジ、ヤバイで会話は事足りる。



「若者で頑張っている人いますか?」

難題を吹きかけられた。


答えを持っている人は教えてほしい。

自己推薦でも結構。



あなたは頑張っていますか?

何に頑張っていますか?



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「24時間働けますか」の時代は終わった。


今の時代にガンバレはむしろ禁句だ。

死語になってしまった感がある。


根性はとうの昔に捨てられた。

スポコンが流行った時代もあった。


巨人の星、あしたのジョー。


今のオリンピック選手をはじめアスリートたちは感想を求められ、口々に言う。

「楽しみました」と。


頑張りました、とは言わないのが風潮だ。




音楽プロデューサーの彼は言った。

熊本はアニメが元気ですよね。


若い人でそっちの分野で頑張っている人いますか?

「いますよ」


漫画家の卵、いますよ。

さて、誰だったっけ。


音楽やアートの世界でもそれなりに頑張っている人はいっぱいいる。

だが、強烈なイメージを持った人は思いつかない。


型外れ、破天荒、岡本太郎のような気違いじみた天才。


やっぱ、ハングリー精神でしょうかね。

日本は社会主義国??

2013年12月21日 | 社会
このブログは当然だが日本中の人が見れる。

日本語がわかれば、世界中の人が読める。


それが良くもあり、弊害も多い。


出る杭は打たれる(the nail that sticks out gets hammered in)、

目立つものは妬まれる(Envy is the companion of honour.)のは世界共通だ。


それに耐えられないのであれば、書かなければいい。



最近とみに行政の目がボクのこのブログに光っている。


ちょっと前も、税務課から、余計な事は書くなという脅しが入った。


今回も、ボクのフライングはあったものの、

ボクのこのブログを行政側がしっかり読んでいることがわかった。


ボクの書きすぎにストップがかかったのだ。

まさに検閲(censor)されている。


それだけ読者層が増え、影響力が増してきたのはむしろ喜ばしいことだ。


お天道様に顔向けができなくなったらおしまいである。

白昼堂々歩けなくなったらおしまいだ。


監視カメラがいたるところで目を光らせる。

ブログやメルマガ、facebookなどの書き込みを検閲する。


携帯やパソコンの中身までもがハッキング(hacking)される。

特定秘密保護法(State secrets bill )が成立し、

個人情報(personal information)は漏洩する。


これから日本はますます暮らしにくくなる。





不自由民主党。

国民はそのレベルに合った政治家を選ぶ。

つまり、政治家のレベルはその国民のそれに比例する、といわれる。


民主党といえば、こぞって民主党へ、

自民だといえば流れを打って自民党へ投票する。


そして国民が選んだ政党が暴走すれば、批判する。

この国の国民はどこまでバカなのか。



だが、他の国を見渡せば、この国以上に馬鹿な国はゴマンと存在している。


自由の国(?)アメリカにも銃の危険が日常に潜んでいる。

政治(家)に対する憤懣が世界中で噴出している。


ならば、この国はまだマシなのかもしれないと思ってしまう。


暴動もなければ激しいデモもなくなった。

国会でヤジを飛ばせば、それだけでテロ呼ばわりをされる異常な国。


それだけ平和なのかもしれないが、ボケてしまっている。



経済は統制より自由の方が活発化することは歴史が証明した。

だがそれは貧富の差、格差という矛盾を産んでいる。


政治においては、独裁より民主主義がいいように映る。

神のような独裁者がいれば別だが、

いとも簡単にデビルに変身する。



政治と経済に敗北した日本は最後の砦に頼りだした。

日本の差後の砦とは何か。


それは、


それは、







「文化」である。

日本文化こそ切り札なのだ。

ハートのエースなのだ。


日本の食文化である和食も無形文化遺産( Intangible cultural heritage)に指定された。

日本政府は「クールジャパン」を経済政策の中核に据えた。


だが、ぞの具体策に悩んでいる。



ボクは、今年の流行語大賞にも選ばれた「おもてなし」をテーマに

来年2月ベトナムで開催される「クールジャパン・ワールドトライアル」に臨む。


形のない「おもてなし」を具現化する道具に、なんと

納豆」を起用するという無謀な挑戦しようとしている。



その前に、序盤戦として

納豆をぶら下げて単独ベトナムへと乗り込む。


もうひとつの社会主義国ベトナムへ。

だがそこは、日本より自由な世界が広がっている。


理想の社会(国)を表現するなら、


自由社会主義(国)だろうか。


その事実を知るものは少ない。

Sex & The Money

2012年07月25日 | 社会
昨日に引き続き、セックスネタ。

反響が大きかったし。



日本人は

セックスとお金の話をするといやらしいと思うきらいがある。

嫌らしいと、厭らしいの両方の意味で。



一般に政治と宗教の話しはタブーだが

セックスとお金は、日常において実は大切なカテゴリーなのだ。


ところが日本の学校では決して教えてくれない。

(アダルトビデオでこっそり学ぶから間違ったテクが多い)



んでもって、

日本人はsexをあまりにも軽視しすぎている。


なきゃ無いでイイ、

しなくても死にゃしない、なんて思っているヤツモいる。

ナントもったいない。



だが、コミュニケーション上とても重要なアイテムなのだ。


つまり、

sex = contact 接触なのだ。


男と女は、

触れ合わずしてお互いを知ることは出来ない。


「ふれ愛」と書くではないか(当て字だけど)。


sex とは必ずしも挿入を意味しない。

Slow Sex などという意味不明な言葉も生まれた。



だったら、 Slow Love だっていいはずだ。


Slow Life の極致といえるかもしれない。





ちなみに

スローセックスとは、

射精や絶頂を目的とした男性本位のセックスに対し、

ゆっくり時間をかけ、

男女が互いをいたわりながら肌を重ねる時間を楽しむ性行為である。


イタリアでスローフード運動が進むとともに、

性生活にたっぷり時間をかけようという「スローセックス」が提唱されたといわれる
          (Wikipedia)




「セックスの年間平均回数」は

ギリシャがトップで 164回(ほぼ一日おき)

2位がブラジル 145回、

3位はロシア。ポーランドの 143回で

このあと、中国、ポーランド、イタリアと続き

日本は48回だそうだ。(一週間に一度もしない)


ナント日本男子はラテン男子に比べセックス平均回数1/3なのだ。

平均は103回。

まあ、あんまりセックスばかりしていると

経済破たん(ギリシャ)を起こすことも実証されたが。




回数はもちろんのこと、

「セックスを大切だと思っている国」でも最下位らしい。


「そんなことより、大切な事はもっとたくさんあるでしょう!

仕事とか、子育てとか、趣味とか」と言われれば

はい、それまで~よ。




「抱かない夫の見分け方

いつまでもラブラブの二人でいるために」

なんて本まである。


結婚して20年、30年

旦那に指一本触れられたことのない主婦が結構いるとも囁かれる。



これからは結婚相手や旦那に生活力だけでなく

性活力も最初から計算に入れていた方がいいようだ。


そうすると、ますます結婚できない男が増えそうだが。




―――――――――――――――――――――――――――――――――

北欧で幸せ度が高いのは

欲しいものが「衣食住」の中で、「衣」と「食」のニーズが異常に低く、

「住」が高いことで知られる。


そしてそれと同じくらい重視されているのが、

「旅」だといわれる。

つまりプライオリティの順番でいうならば

「住→旅→食→衣」となる。(本田直之氏)



幸福度の高い地域、国々では等しく住環境を重視していて、


生活に旅は欠かせないと考えていることが分かる。


だからヨーロッパ人、特に北欧人はよく旅をする。

旅先でよく見かける。




「旅の数ほど賢くなれる」

というのはボクの持論だが、


「セックスの数ほど人は癒される」

とこれからは付け加えよう。



日本では、特に震災後

これからは「モノからつながり」が重要だとされるが、

「モノから旅へ」 と言い換えた方がいいだろう。




旅に出れば

自ずとセックスもしたくなる。


干からびた夫婦には特に効果的だ。

つまり、環境が変わると気分も変わるから。


旅とセックスを忘れた民族は、滅びるしかない。




かくしてボクは、

明日からまた旅に出る。



今回の行き先はベトナムだ。


ベトナム行脚はもう15~6回目になるが

今回は少し趣が違う。



同伴者がいる。

以前も、ホーチミンに連れて行ってほしいという依頼を受けて連れて行ったことがあるが

今回は、ハノイ、


同伴者は盲人男性だ。



それについてはまた

逐一このブログで述べることになるだろう。




【補足】

『旅のお共達』企画を始めました。


最近、「私を旅に連れてって(Take me aboroad)」)

というお客様が増えてきました。


国内でも全然OKですが。



そこでかじえいせいがお供します。


「プライベート添乗員」みたいなものです。

他意はございません。


たとえば車いすの方とか

一人で行きたくてもなかなか行けない方です。


または、どうしてもボクと行きたい方

旅のお手伝い、お供ををします。


秋にも企画しています。


条件は個々によって違いますので

直接かじえいせいまでお問い合わせください。


Bon Voyage!



病院の都合

2012年07月05日 | 社会
母の手術が終わった。


ボクは立ち会わなかった。


それはボクのささやかな抵抗だったのかもしれない。



ニューヨーク行を前日に控え

懸念があった。



医師の説明を聞いて

本当に手術する必要があったのか

いささか疑問が残る。



彼の説明には少なからず無理があった。




医師は言った。

手術しないと他の病院で引き受けてもらえないか、と。

長く居られると困るのです、とも。


これが本音だったと思われる。




残念ながら今の日本の医療制度の仕組みがそうなっている。



特に緊急性の高い病院では

患者の在院日数の長期化を極端に嫌う。



入院については病床の機能分化が十分ではなく、

急性期の患者と長期の療養が必要な患者が混在することが多くなっているからだ。




今の状態でも患者は然程支障はないのに、



ケアの簡素化と


長期在院患者を受け入れる病院や

老人介護施設への転移を促せざるを得ない。



引き受ける施設がなければ

在宅ケアにならざるを得ない。



これが高齢化社会の実態なのだ。




いずれにせよ

手術はボクの意に反して行われた。



上手くいったという。

それはありがたいことだ。



だが怖いのは術後の合併症だ。


年齢が年齢だし、体力もない。


いつ急変するかもしれない状態の中で

予断は許さないが


後は経過が良好であることを祈るばかりだ。





重い気持をい抱いたまま

ボクは機上の人となる。



そして行く先にも


大きな課題が口を開けて待ち受けている。



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【追記】

施術をしてくださったお医者様は

非常に立派な方で、

信頼をおける誠実さと高度な技術を持っておられた。


何の不満もない。


そして

毎日ケアにいそしんでいただく看護師さんにも

感謝の気持ちでいっぱいだ。



個々人を非難する気は全くない。

それどころか頭の下がる思いである。




惜しむべきは医療制度そのものだ。



高齢化社会は萎むどころか

20~30年間はその勢いを増す。



何せ、明日は我が身なのだから。



加えて、子供や孫たちへの負担が増えることは必至だ。



医師不足(特に腕のいい医者はすくない)が叫ばれる中、


病床は余り気味だ。




一方で

介護施設は数年待ちもあるほど不足している。

待っている間に亡くなるケースも増えている。



在宅介護の悲哀も後を絶たない。



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【結論】


こんな日本に誰がした。


アッ、オレか!?

団塊の世代だもんな。



後20~30年後というのは

団塊の世代がほぼ消滅する時期だ。



そうなれば日本の人口構造も自ずと変わってくる。



だが少子化が改善されない限り

このジレンマからは解放されないだろう。



そのころは子供たちが我々の年代になる。

孫たちも大人になっていく。



ツケを残してはならない。



そのためにも

最後のご奉公をしなければいけない。




社会貢献。


少子化撲滅運動。





よし、

子作りに励も!!


まだまだいける!


チョッと、目的違うんじゃない!????



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【結論2】


日本を救う本当の解決策は

移民政策にある。


それは、

日本が移民国家になることを意味する。



だが悲しいかな

現実はスズメの涙ほどの移民しか受け入れていない。



そして日本人もまた

これからは海外と頻繁に行き来しなければならない。




だから、なんといっても

英会話力は必須なのである。


(やっぱり最後はそこへ来たか!)

日本の未来を一緒に考えませんか

2012年07月04日 | 社会
『Prsn T in Kumamoto』

が、新しく熊本に登場した。


「プレゼント イン 熊本」 と呼ぶ。



趣旨は、こうだ。


日本の「今」(present)

リアルタイムで駆け抜けているインディペンデントな人達が、

プレゼンテーション (present) を通して

未来の日本に向けてプレゼント(present) する。



というもの。



フリートークの時間を通して、

年 齢や職種を超えた 「新しい日本」を考えるコミュニティ

ここから一緒に作っていければという思いが込められている。



これを熊本で立ち上げたのは

熊本在住の熱き二人の男性。



熊本から情報を発信し、

熊本をもっと元気にという意気込みだ。



そこで

この栄誉ある第一回目のプレゼンターとして

ボクにオファーがあった。



場所も、フリートークにふさわしく

この「フリートーク」を選んでいただいた。




日時は、

7月19日(木曜) 午後7時30分からだ


どなたでも参加できる。




巷で行われている

一方的な講演やセミナーと違い


双方向的な議論の場を目指している。



そうした意味でも

殺伐とした会議室ではなく


サロンである「フリートーク」がふさわしい。



聴きたいだけの人ではなく、

発言したい人の場でもある。



心を通わせ、頭を働かせ、

自分の考えを自主的に発言
する。



人それぞれ考え方は違う。


それを否定するのではなく

尊重しつつ自分の意見を発信していく。



相手の話を聴き、理解する。

その上で、自分の意見をはっきり述べる。




これこそが

今の日本に最も必要とされるコミュニケーション技術であり、



日本を救い、世界へ飛躍させる大きな要素ではないだろうか。




イベントの内容は、


前半が、ボクの話、

後半は、参加者全員でのディスカッションとなる。




そうした出会い の中で

みんながつながり合い、


気付き があり、


新しい世界へ一歩踏み出す というものだ。



みんなで夢を追いかけ、成長を促すことができる。




巷にある単なる名刺交換の枠を超えた異業種交流会

密度の濃い起業塾をも兼ね備えた


画期的なイベントといえるだろう。




この企画を仕掛けた

二人の情熱家の思いが伝わる。



日時: 7月19日(木曜日) 午後7時30分~9時30分(延長あり)

場所; フリートーク  

    熊本市中央区水道町2-7 Tel.096-223-5698

費用: 大人 1,000円 (コーヒー付、お替り自由)
    学生   500円 (同上)



お申込み、お問い合わせはメールで; dreamincountry@gmail.com

または、facebook ”Prsn T in Kumamoto” のページへ。


人数に制限がありますのでお早めに。



絶望の国の幸せな国民たち

2012年02月21日 | 社会
「絶望の国の幸福な若者たち」


という本がある。



「今、ここ」


が幸せであればいい――。




W杯の深夜、

渋谷で騒ぐ若者たち。


ネット右翼の主催するデモに集まる若者たち。


そして震災を前に、

ボランティアや募金に立ち上がる若者たち。




格差社会のもと、

その「不幸」が報じられる若者たち。



だが、

2010年の時点で

20代男子の 65,9%、

20代女子の 75,2%
 が

現在の生活に「満足」している!



これまでの若者論を覆す

まったく新しい「若者論」



と本の解説にある。






すべてを


イベント化して楽しむすべを知っている。




Xデーが来るまで


だれも本気で心配なんかしない。





現実に


目の前で起こって初めて




愕然とするのだ。





地震や津波の非常訓練はできても


国が財政破たんした時を想定した



避難訓練はできない。







そもそも



財政破たんとは何なのか。





財政破たんするとどうなるのか。

(ギリシャのようになるといっても


ピンとこない)




日本が崩壊するなんて


想像できないのではないか。





ニッポン沈没ならまだわかるが。







もしそうなったとして



避難する必要があるのか。





避難するとすれば


どこへ逃げればいいのか。




難民となって


さ迷うわなければならないのか。





誰もそんなことは考えていないだろう。


(考えている人がいたら

教えてほしい)







若者に限らず





日本人全体が


案外


今の生活に


まあまあ「満足」


しているのではないだろうか。





OECDの

「国民満足度調査」



によれば


日本は



平均以下である。






政府の世論調査によると


まあまあ的な内容になっている。






デンマークがトップにあるのも


「人生にあまり期待していない」 から



という説もある。







期待が大きければ



それだけ不満も募るわけだ。







日本人も




閉塞感に慣れて




期待を抱かなくなったのかもしれない。





つまり


うがった言い方をすれば、




夢も希望も持たなければ


意外と


現状に満足してしまうのだろう。







徴兵制もなければ


戦争に行く必要もない。






災害は致し方ない。





たしかに


廻りには


老人の姿が増え、



子供の姿を見ることが少なくなっている。




人口が減少している。



失業者もいる。



心を患っている人たちも見かける。





だからといって




大半の人たちは


今すぐに


食うに困っているわけでもない。






意外と


若者と老人は


能天気なものなのだ。





最も心配しているのは



中年層かもしれない。






いたずらに


先が見えて来るだけに。







統計や


今の感情論がどうであれ






日本は




刻々と


破滅の道を歩んでいる。

結局は、男と女の問題!?

2011年10月18日 | 社会
「大変重いものを背負われましたね」



開口一番、責任者の男性は


こう声をかけてくれた。






もう


ボクの手には負えないと判断し



『ホームレス自立支援センター』 に連絡を入れた。





事の重大さを感じたのか


すぐにそこの責任者の方が駆けつけて来てくれたのだ。





状況を話すと


「とにかく子供たちのことを最優先に考えましょう」


といって、



児童相談所へ掛け合うという。




一日も早く

学校へ通える環境を作ってやらなければならない。






母親は



一時、シェルターへ入ってもらい



再就職支援を行うらしい。





その間


生活保護の手続きもあるだろう。


子供たちと一緒に暮らせる


住居の確保も必要だろう。






事ここに及んでは


こういったことを


テキパキと進めなくてはならない。





子供を路頭に迷わすわけにはいかない。







ボクのホテルで


住み込みで仕事をしてもらうのがいいと思うが




それにもそれなりの手続きと


周到な準備が必要だ。






そうしなければ



店としてやっていけないし

後々モメルことになることは必至だ。









夕方

児童相談所へ連絡を入れてくれた



「ホームレ自立支援センター」 の責任者から連絡が入った。








彼が言うに、




母親は


以前から教育委員会を通じて


ソーシャルワーカーが相談にのっていたという。






ところが


いざとなったら



「西原村の友人のところに行くから心配ない」



と聞いていたと




ソーシャルワーカーは言う。





「家を追い出されたら


いつでも来ていいよ」



と、西原の友人(ボクのこと)から


声をかけてもらっていたと。





だから


安心して何ら手を打っていなかった。





話が微妙に違う。






やはり



件(くだん)の 「男」 の出まかせだったらしい。





思った通りだ。



すべて 「男」 が糸を引いている。



まったく頼りない 「男」 に


母親は頼り切っているらしい。







どうやら

「男」 は


母親から頼りにされているのいいことに




借金返済を



母親の売り上げや子ども手当で


賄っていたと推測する。




そうでなければ


まじめに働いていて


手当も出るのに




やっていけないはずがない。





結局は



体の関係を持ち


借金まみれの


頼りない 「男」 に





頼り切ってしまった母親にも

大いに責任がある。





「あなたは利用されていたんです」


と、責任者の方はボクに言った。






そうでなければ


こうなることは予想がついていただけに



もっと早めに手を打つことはできたはずだ。








結局


ソーシャルワーカーの人の働きで



母子ともども


「母子ホーム」 に


一時身を寄せることになった。





そして


同時に生活保護の申請もするという。








そうして昨夜



身の回りの物だけを持って

ボクの家を引き上げていった。





多くの家財道具は残されたままだ。






とりあえずは一安心、か?



母子をホームレスにしないでは済むようだ。




子供たちも


学校に通えるようになるだろう。






それに


一時的だろうが



「男」 から引き離すことができる。









いずれにせよ


これからは




こうした生活困窮者が増えるだろう。





ボクの周りにも


生活保護を受けている人は多い。





3兆7千万円という国民の税金が


生活保護費に費やされ



財政をひっ迫させている。






働く気もなく

生活保護費で興遊に耽るい輩も多いと聞く。




生活保護の申請は



増加の一途だ。




いささか疑問は残る。



そのうち破たんするかもしれない。








いずれにせよ



日本の福祉制度の一端を


今回の出来事をを通じて


現実の生活として垣間見ることになった。







加えて



男と女の愛憎劇が


裏に潜んでいることも分かった。





どんな物語も



結局はそこに落ち着くことが多い。





借金まみれの 「男」 も


今後もその母親に必要に絡んでくるだろう。




ボクの友人でもあり


彼から目は話せない。






母子の行方は



まだまだ予断を許さない状況にある。




彼女はまだ若い。



子供たちの将来もこれからだ。





何とか再起を図り



自立していってほしいと願う。









【補足】


今回の一件で



ボクは大きな犠牲を払ってしまった。




涙なくしては語れない


大きな出来事が…。








実は








この日










大切なデートの約束があったのだ。






やっと、やっと口説いた女の子との


初めてのデートの日だった。





なのに





なのに






結局



誘ったボクのほうから






ドタキャンすることに。(涙)




「急な仕事が入った、ゴメン!」 と言って。






とても


そんな時間も取れなかったし



そんな気にもなれなかった。






もうきっと彼女は



二度とボクとデートしてくれないだろう(号泣)。







【補足の補足】


やっぱり

あらゆる事件の裏には




必ず男と女の問題が潜んでいる。



これは


真実だ。

   (エルキュール・ポワロ)

ホームレス寸前の母子

2011年10月17日 | 社会
とうとう


最悪に事態を迎えた。





以前このブログでも書いた


http://blog.goo.ne.jp/admin/editentry?eid=677e0dc0d19f0445b8482093611dbf10


母子4人のことだ。






これから書くことは



小説の世界でもなければ


作り話でもない、




過去に起きたことでもない。





今まさに起きていること、


現在進行形の出来事なのだ。





だから


これからどう展開していくかわからない。






周囲の人は


ボクにアドバイスをする。





放っときなさい。


係わるな、と。




だが


そういうわけにはいかない。





ここはトコトン面倒を見るしかない


と思っている。





しかし



それは



あくまでもボクのやり方でだ。








実は


その母にまつわり付く男がいる。




彼は居酒屋を営んでいたが


一年以上前に潰れてしまった。






その男とボクは


10年以上の友達だ。





行き場のなくなった彼は



以前から知り合いだっという


母子の家に転がり込んだ。




(その彼には

れっきとした奥さんがいる)







その関係で


ボクはその母子を知るようになった。






ボクには関係ないといえば、


関係ない。





責任はすべてその男にある。





だが


その男が



まったくだらしない。





借金まみれなのだ。


計画性が全くない。






だからこうなった。



そうでなければ


ここまでならなかったはずだ。






実は


一か月ほど前



危機を察したボクは


彼と飲みながら



説教をした。




「あんたがこの母子の生活をダメにした」


と彼にはっきり言った。






3人の幼子は


彼になついている。





決して悪い男ではない。



むしろいい奴だ。





だから


彼に裏切られても



ボクは彼との友達関係を続けている。





本来は見限ってもいいのかもしれない。







今回も


ぎりぎりになって



当日になって


彼から泣きつかれた。




家財道具を置かせてほしい。



今晩一晩



泊めてほしい、と。







半年以上前から

こうなることは分かっていた。









とうとう来るところまできてしまった。



家賃が払えず



昨夜

母子4人ともども


家を追い出されたのだ。





そのことは



半年以上前から予想して




最悪


うちに来てもいい





という話はしていた。




だがそのためには


きちんと書類で取決めしなければならない。




そのための計画を立ててほしいと。








そうして


何度となくボクは救いの手を差し伸べてきた。




できればそうなってほしくはなかった。





それだけに

資金繰り


家計の遣り繰り




借金の返済に至るまで



時には


税理士になり



またあるときには



ファイナンシャルプランナーにもなって



アドヴァイスしてきた。








その母親は


小さい子供3人を抱え



お弁当屋さんを営みながら


朝から晩まで必死で働き続けた。






少なくとも売上はあるはずだ。



母子手当だって


子ども手当だってある。






どう考えても


家賃と光熱費ぐらいは払える状態にあった。





お弁当屋さんだけに




食べるものには


最低限困らないはずだ。





残り物の食材や


商品としては使えないが




食べられる切れ端は出る。





飢えは凌げるはずだ。




ボクもそうしている。


お客さんの食べ残しだって


食べる。






それでも


きつい、


苦しい、




追い出されそうだと


母親は口癖のように言っていた。





そういいつつ

何とか頑張っている様子はうかがえた。






なのに




なのに






3日前になって



もう家を出なきゃいけないといってきた。






2度3度とホームレスになりかけたが



ここまで何とか凌いできた経緯はある。





とうとう

矢尽き、弓折れたか。







当日になっても


男は



何とか落ち着くところを探しているといっていた。






トコトン期待を持たせながら



夕方になり、


泣きついてきた。






ボクは



覚悟を決めていた。





彼のためではない。



母子4人のために。





そして


深夜、




彼らはやってきた。

タフマニアン民族  2030年問題

2011年01月05日 | 社会
新たな年を迎えるにあたって、


今に始まったことではないが

再び、2030年がクローズアップされている。




それまでの20年間は、



高度成長の付けや、

少子高齢化の波に押し流されて行くのだろうが。





2030年に想いを馳せてみた。



たぶん、ボクはこの世にいないだろう。



存在しているとすると、むしろゾッとする。





それよりなにより


子供たちは、中高年だ。



そして、


孫達は成人している。




団塊の世代が殆どこの世から消え去り、



日本の人口は1億人に減り、


世界の人口は、90億人になろうかという。




地球上はミニ氷河期になり

(すでになっているとも言われる)


いたるところで未曾有の自然災害が起きるともささやかれる。




世界では、

たぶん食料と飲料水の争奪戦が勃発しているだろう。






自分の短い行く末より



今より過酷になるであろう時代を

子や孫がどう生き残っていくだろうかの方が


心配である。




ごく近い将来として

2012年に、世界は大きく動く。




一部、巷で噂の

「世界終末論」 を信じるか否かは別にして、



どう動くかは、定かではない。



世界の政治の流れが大幅に変わるであろうという

憶測だけが否応なく飛び交っているが。





いずれにせよ、


どんな状況になろうとも、


まず、生き延びることが重要だ。




そして、

今なすべきことは、



この20年間、


そのための準備を怠らないことだ。




そのための準備とは…、



1.心身を鍛える。


    体力づくりと

    心の浄化が必となる。



2.どこでも、誰とでもコミュニケーションがとれる状態にしておく。

    ボーダレス感性を持つこと。


3.草食系でも肉食系でもない

    「雑食系」 体質を形成すること。





つまり、


何事にも 「タフ」 でなければならなくなる。



畢竟

「タフマニアン人」 になることだ。


日本だけに留まらず

「タフマニアン民族」 のみが生き残ることになるであろう。



そのためには

まず自らがタフマニアンの先駆けとなり、



同時に子供たちを、

タフマニアン族にすることだ。



これこそが団塊の世代の残された


最後でかつ喫緊の課題だろう。

Happy New Year! 2011

2011年01月01日 | 社会
まずは


あけましておめでとうございます



2011年の幕開けは、


銀世界です。



庭に積もった処女雪を見る楽しみの一つに 


動物たちの足跡があります。




普段、


出没しているであろう



キツネやタヌキ、そしてウサギたちの


足跡が分かって嬉しい気分にさせてくれます。




この純白の大地に、


思いっきり夢を描いていこうと思っております。




ヒンヤリと引き締まり、


清々しい気持ちのさせてくれる年明けです。






さて、

ここ数年、

年賀状は出しておりません。



ここに代えて新年の挨拶とさせていただきます。



本年も、

命のある限り

夢に向かって突っ走っていこうと思っております。




今年も変わらず

よろしくご指導、ご鞭撻お願いいたします。



        かじ えいせい

時代の先を読む シェアハウスの意外な反響

2010年12月22日 | 社会
先日お話した

「シェアハウス」

の記事が、ミニコミ誌に載った。



意外と反響があった。




現代は、


「無縁社会」 と言われ

孤独死や無縁死が話題に上り、


増加傾向にあることは確かだ。



家族縁、地縁、社縁といった絆も薄れる一方。


生涯未婚者も確実に増加している。



それに伴って

ここ20~30年は高齢者も増加する。



さらに、

繋がりはネットだけ、といった人種が増えている。




そんな中、


一人暮らしは

自由で気ままである一面、


孤独に耐えなければならない面も併せ持つ。


孤独の先には、孤立が待っている。




他人との共同生活に活路を見出す人も出てきている。



その現れが

シェアハウスや

コミュニティハウスといった形態だろう。



東京などでは注目を集めている。



それを

このリゾート地・阿蘇でもニーズがあるものかと


不安はあった。

                     



だが、


反響の多さは、


誰かと共存したい、

繋がっていたいという気持ちが


地方の中核都市にも忍び寄ってきていることを物語っている。












面白き世を、さらに面白く

2010年12月21日 | 社会
「面白き事なき世を面白く」


と詠んだのは、高杉晋作である。



幕末に匹敵する現在。


「面白き世を、もっと面白く」


イヤ


「面白すぎる世を、モットモット面白おかしく」

したい心境だ。





高杉晋作の下の句には、


「住みなすものは心なりけり」

とある。




「今」 を面白くないと見るか、


面白いと感じるか、は



「心」 の問題ではなかろうか。




面白くない、つまらない、


「なんかイイことないかな~ァ」


なんて、ぼやいてばかりいるより、




「モット面白くしてやろうジャン」


的発想の方が、


ぜんぜん楽しい、ジャン。




かといって、

包丁持ってバスを襲撃してはいけません、ヨ。

みんなそうですよ

2010年11月24日 | 社会
イヤー、大変ですよ、


お客さんも減って、


収入も少なくなるし、



生活苦しいですよ。




そんなボクの言葉に、


「みんなそうですよ」



という答えが返ってくる。




何故かホッとする。




ホントは


ここで安心してはいけないのだが。




経済危機、

不況、

生活苦、



みんなで過ごせば怖くない?



そんなことはない。



それに、


ホントに、みんなそうなのか?




どんな状態になっても、

勝ち組は必ずいる。



ただ、

「勝つ」 ということの意味を熟慮しなければならない。




相手に勝つことは、


負かすこと、である。




そうでなく、

相手を勝たせることで、


得られる幸せを会得したい。




それには、


自分に勝つこと、だ。



立ち向かう相手は、


誰でもない 



「自分」 なのだ。

日本男子よ、奮起せよ

2010年11月21日 | 社会
財界・政界はいうまでもなく


一般世間においても、

日本の男は舐められっぱなしである。



反面、女性は元気で活発だ。



先日もこんな記事があった。




働く女性の特徴として、海外での経験が豊富なことが挙げられそうだが、

「観光以外の目的で、海外に行ったことがありますか?」というとには、

64.2%の働く女性たちが「はい」と回答。

仕事や勉強で、海外に出ていることが分かる。


海外出張の経験がある人も、40.3%。


「海外勤務(生活拠点を移して)の経験がありますか?」の問いにも、

15.1%の人が、「はい」と回答している。

仕事をしている女性たちが、国際舞台において活躍する傾向にある。





ボクの知り合いの女性も、


最近、数人が海外に出て行っているし

近々計画中にある。





さらに、


日本の企業が、

日本本社の幹部要員として採用する方向で、

本格的に中国で大学新卒者の確保に動き出した、とある。



中国では、優秀な人材は待遇のいい欧米企業に流れていたが、

日本企業は、高給の「本社採用」を武器に、

中途の即戦力も併せて呼び寄せる考えだという。



安定志向の草食系が多く、

戦闘意識の強い野武士タイプ」が減っている日本人に対し、


中国人は、負けず嫌いで、競争意識が強く、


加えて、英語も流暢に話す


そして、

日本の学生より自分のキャリアアップの計画が明確で、上昇意識がある


と、日本人はとことんコケにされている。





この就職超氷河期に、

ますます不安材料が噴出してきたと言わざるを得ない。




グローバルでの競争意識に目覚め、

学生も社員も危機感を持って欲しいと言い切る。





日本男子よ、


ここまでバカにされて、いいのか!!