世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

僕は大学5年生

2007年02月28日 | 
大学の公開講座に通いだして、5年目を迎える。

今年も、四月開講の受付が始まった。
時間と曜日に制限がある中で、カリキュラムにも限りがある。

今までは主に英語や国際情勢などをチョイスしてきた。

さて今年は何を選ぼうか。今日が申し込み締め切り。

結局、実用的な英語に、データーベース論を加えて申し込んだ。
結果は3月下旬にならないと分からないが、年間の授業料が一万円ポッキリと言うのは魅力。

充実した図書館も使えるし、何よりキャンバスには若いエネルギーが溢れている。

パワーをもらいながら知識を吸収できるなんて、贅沢この上ない。

                    大学へ行こう!

Happy Birthday

2007年02月27日 | 
今日は、僕の愛犬マック(ゴールデンレトリーバー♂)の12回目の誕生日。

人間でいうと、70~80歳になる。
ただ、元気、元気。
毎日、自宅の庭で隣のネコを追っかけまわしている。

ドッグイヤーという言葉があるけど、人間の生活感覚もそれに近いものになってきている。
10年一昔と言ったけど、いまや5年、いや1年一昔と言っても過言ではない気もする。

情報やブームが目の前を矢のように通り過ぎていく。
捕まえても、もう次がそこまでやってきている。
めまぐるしく、実に忙しない。

今年も、すでに2ヶ月が過ぎようとしている。

   年取るはずだ。 時間よ止まれ!!

SKYPE

2007年02月26日 | 
また一つ、地球が狭くなった。

今日、やっとSkypeで国際通信が出来た。ご存知IP(インターネット)電話だ。
だが、今までのIPとはちょっと違う。
直接パソコンで、相手と音声通話ができるのだ。
しかも、無料ないし超格安。

すでに使いこなしてる人も多いだろうが、僕は手こずっていた。

一ヶ月ほど前,うちにコーヒーを飲みに来たイギリス人のお客さんから、
「国際電話をかけるならSkypeがいいよ」
と、教えてもらった。

僕はすぐ、アクセスして無料のダウンロードも無事済ませた。

しかし、テスト通信で、僕の声が届かない。

サイバーフォーンが内蔵されていない。

アクセサリーとしてヘッドセットが必要だった。

通販でも購入できるが、僕はすぐ行きつけの量販店に駆け込んだ。

「回線は、ADSLですか、光ですか?」

僕は、節約のため自宅とお店を同じプロバイダーで一本にしていて、常時電話回線も空けておかなければならないので、まだISDNのままなのだ。
若干スピードに欠けるが、致し方ない。

「それでは無理です。Skypeの電話は、遅いとつながりませんよ」

がっかりして帰った。
だが、諦めきれず、Skypeの相談窓口と、HPの製作会社などに問い合わせてみた。

双方とも、答えは概ね「No」だった。

これでは、勢い込んでヘッドセットを購入しても無駄だと、断念した。

 ★  ★  ★

数日が経過した。

諦めきれない。

人から、たとえ専門家や業者から「ダメ」といわれて引き下がっては名が廃る。

「ダメ」とか「無理」とか言われると、燃える。
自分で納得するまでやるのが、新庄剛。いや、ぼくの信条。

「ほんとにダメでも、2,500円損するだけ」
いつまでも、モヤモヤを引きずるほうがイヤだ。

再び量販店に行き、ダメモトでヘッドセットを購入した。

早速、トライ。
なんと、通じるではないか! 
しかも、音声もクリアー。
世界中、どこへかけても、無料か一分2~3円。一時間話しても120円から高々180円。

嬉しくなった。やんわりと達成感が湧き上がる。

これでまた一つ、ググッと世界を引き寄せた気がした。

「世界中に友達を作って訪ね歩く」のが、僕の夢の一つ。

ならば、メールもいいが、世界中と無料または格安電話で話せることは、必須。

もちろん、共通語は英語だから、そっちももっと磨きをかけなくっちゃ。

 ★  ★  ★

何事も、諦めちゃいけない。

周りのみんなが、専門かも含めて、ダメと言っても、自分が納得するまでとことんやってみよう。

もうダメと思っても、【まだ半分】って言ったでしょう。
ましてや、やりもしないで諦めることなんかないんだよね。

        自分に発破

Please call me through Skype. It's free.



100

2007年02月25日 | 
昨年7月から書き始めた僕のブログも、100を超えた。

アクセスも、このところ100人を超えている。
     
くだらなくて、いい加減な内容なのに、いつも見てくださっている方々に感謝!

         本当にありがとうございます。

100と言えば、僕のお店の古民家も、今年100周年。
明治四十年(1907年)築なのです。

だからと言って、特に気負いはない。

気負うとは、「競う」からきているらしい。

何事も競う必要はない。
競うことは争うこと。争いは嫌いです。

すべては、積み重ね。
           コツコツコツコツ・・・・・・。
     ゆっくり、ゆっくり。
   
   そして、ただただ、ありがとう・・・。

プチマリ

2007年02月24日 | 
久しぶりの、爽やかカップルだった。

僕のホテルは、離れ式のコンドミニアム・スタイルだ。
食事つきのお客様が殆どだが、素泊まりもできる。

フル装備のキッチン完備なので、食材を持ち込めば自炊もできる。

だが、素泊まりのお客様も、なかなか本格的料理を作る人は少ない。

それでもたまに、カップルで、本格的手料理をする女性もいる。

なんとなく微笑ましい。

たくさん作りすぎたのでと、おすそ分けまでいただく始末。

ホワイトシチュウが、とろけるようにクリーミーで美味だった。

きっと、いい奥様になるのだろうな。
相手の男が羨ましい。  
コノヤロー!

余談だが、以前、タッパーをオーブンに入れて、ドロドロにした女性がいた。
もちろん、中の食べ物もオジャン。
聞けば、日ごろほとんど、コンビニの弁当をチンして食べてるらしい。

この二組のカップルの行く末が、見えた気がした。

Good question!

2007年02月23日 | 
アメリカ人は、僕の質問に対してよく「Good question!」と返してくる。

ご存知のように、「Good job」もよく聞くフレーズ。
褒める教育が基本になっていることが覗える。

「Good question」と言う場合、単純に褒めるときとそうでないときも時々ある。
その場合、彼らはうまく答えられないことが多い。

つまり、ポイントを突きすぎてどう答えていいか分からないときに発する常套語らしい。
その後、「I have no idea」と笑いながら続くことが多い。

 ★  ★  ★

先日、大阪に住む娘から、
   
  「お父さんは一日どう過ごしてるの?」

という、メールをもらった。
まったく「Good question!」だ。
          一瞬、答えに詰まる。

彼女は、実は、前妻との子供。

三歳のときに分かれ、24年ぶりにやっと再会できた。

それから6年程が経つ。

24年の空白を埋めるには、まだまだ父親が、毎日どんな生活をしているのから語らなければならないのだろう。

   「Good question!! my daughter」


鈍感力

2007年02月22日 | 
小泉さんはいつもいいこと言うなー。

赤瀬川原平が「老人力」というのを書いてヒットしたけど、これに相通じるものがあると思う。

あんまりピリピリと小さいことに気をとられていると、大事なものを見失ってしまう。

知ってることを知らないということを、「惚(とぼ)ける」というが、時には「呆(ぼ)ける」ことも世渡りのためには必要かも。

あんまり知ったかぶりや、いい格好しいばかりだと、疲れてしまう。
疲れきって、ストレスでほんとの認知症になってしまう。

僕にも、出きることなら忘れてしまいたいことがいっぱいある。借りてるお金のこととか・・・。

小泉さんは、こうも言った。
「格差社会なんて昔からあったんだって、どうして言わない!」

そう、しかも、昔の格差の底辺は、ハンパじゃないほど低かった。

ワーキング・プアーだってごろごろしてた。

ところで、ワーキング・プアーの元祖は誰だか知ってる?

「働けど働けど我が暮らし楽にならず。じっと手を見る」(一握の砂)

まさに、元祖でしょ、石川啄木。

 ★  ★  ★  ★

人類は、不便を嫌い便利さを追求してきた。

結果、いいこともいっぱいあるが、返って人を忙しくしていると思わない?。

パソコンや携帯で、どこに行っても拘束されている。
便利さの追求の意味には、自由の追求があったのではないだろうか。
ところが、便利さと自由が反比例し始めた。

石油や、車もそうだ。環境を破壊し、事故を増やし、子供を(大人も)戸外から締め出してしまった。

その歪み(ツケと言ってもいいかも)が一挙に噴出している。

勇気ある一部の人たちは、スイッチを切ることによってその呪縛から開放されつつある。
だが、愚かな多くの人間たちは、一度味わった禁断の果実の味が忘れられないでいる。

An Inconvenient Truth (不都合な真実)を読んで、納得してもなかなか実行には移せないのが人間(不都合な凡人 An Inconvenient People)だろう。

実は、僕も、その一人なのだが・・・・・・。

呆ける前に、呆けようか。

U-22

2007年02月21日 | 
JFAのキリンカップ、Under-22の試合を見に行った。

対アメリカU-22との国際親善試合だ。

平山相太とカレン・ロバートくらいしか知らないが、久々のサッカー観戦だった。

結果は、0-0の引き分け。
試合内容はいまいちだが、勝てる試合だっただけに、残念!

北京に向けて、ガンバレ、ニッポン!

今日は、日中18度以上の陽気で暑いぐらいだったが、夜はやっぱり冷える。

しかし、ちょっぴり愛国心に燃えた月夜だった。

築城400年

2007年02月20日 | 
今年は、熊本城が出来て400年目。

昨年の大晦日、カウントダウンで「築城400年祭」がふたを開けた。

今日、その実行委員会の広報部会が市役所で久々に開かれ、出席した。

僕は、民間の委員として、2年前から準備に携わっている。

熊本城は、日本三大名城の一つ。(あと二つは、名古屋城と、姫路城)

子供の頃から、よく遊んだ場所でもある。
それに、デートもよくした。
僕にとっては、熊本のセントラルパーク的存在。

それだけに、思い入れが深い。

何とか、熊本市の町おこしに貢献できればと思い、引き受けた。

阿蘇と、熊本城。僕が世界に誇れる熊本の名所。

今、天守閣と並ぶ目玉、本丸御殿が着々と建設中だ。

完成は、来年の5月。圧巻。

それまで「築城400年祭」は、これからまだまだ一年以上続く。

熊本の発展のために寄与できることを、僕は誇りに思う。

       ぜひ、みなさんも、熊本にきなっせ。案内しますよ。

究極の健康法 第三弾 (ストレスをためない生き方)

2007年02月19日 | 
   【好きなことをする】

誰でも、好きなことだけして、生きていける。

     簡単です。

自分の身に起きることを、すべて受け入れればいい。

     「嫌だなー」と、思わない。出来れば、好きになる。

好きなことには、苦労を感じない。あっという間に時間も過ぎる。

寝る間も惜しんで、もっとやりたい。そんな気持ちになれる。

 ★  ★  ★

努力しても、報われない。
頑張ってるんだけど、成果が出ない。

やるだけやった。やり残したことはない。もういっぱいいっぱい。もう限界。
すべて、手は尽くした。

ほんとですか?
   全部、自分で決めてることですね。

  まだ、何かある。どうにかなるはず。

嫌だ。嫌いだ。
   これも、自分の気持ちの問題。

   文句を言う。
   愚痴をこぼす。
   不満を漏らす。
   言い訳をする。

ぜーんぶやめて、すべてに、感謝してみたら。
     自分に降りかかるすべてのことに。

ありがたい、ついてる、ラッキー! って。

     山より大きな獅子は出ないのだから。

 ★  ★  ★

そのまんま東。知事になった途端、鳥インフルエンザ。
「なんで、宮崎だけが・・・」
彼はこぼしたが、内心ほくそ笑んだと思う。
養鶏業者には悪いが、彼はピンチをチャンスに変えた。と言うより、最初から彼にとってはチャンスだった。

   周りが、「お気の毒に」と思うときこそ、、チャンス到来なのだ。

 ★  ★  ★

熟年離婚のピンチ。否、熟年離婚のチャンス!なのだ。

女房に捨てられる、どうしよう、じゃなくて、
これから、気兼ねなく好きなことができる。
新たな恋が出きる。
若い奥さんだってもらえるかも・・・・
あきらめていた可能性がどんどん広がる、アタックチャンス!!

うじうじと、ふさぎこんでる暇なんてない。
   さあ、青春が戻ってくる。青春リターンズ!

おしゃれをしよう。体を鍛えよう。どんどん出かけよう。
合コンだってやってみよう。
   生涯青春。生涯現役。生涯勉強。いい言葉が溢れている。

格差社会? 非正社員? ハケン? ワーキング・プアー?
そんなマスコミの造語に紛らわされるな!
世の中が悪い、と言って嘆くな。悪いのはぼやいてばかりいる自分だろ。
     悔しかったら、やってみろ!

リストラ、失恋、受験失敗・・・・・・
みんな、長ーい目で見て、そのほうがいいからそうなってるの。
     ナニクソ!の精神で。

 ★  ★  ★

チャンスは、いつもピンチの顔をしてやってくる。

ホントにいい女は、いつもブスの顔をしてやってくる。
  これはちょっと言い過ぎ。 美人のあんた、気をつけな。

野球のピンチ・ヒッターだって、あれは本来、チャンス・ヒッターと言うべき。

ルパンが言う。「次元、面白くなってきたぞ」
  やばくなってきた時の、彼の口癖。 
             これくらいの余裕を持とう。

もうあらゆる手を尽くした。いや、まだ、半分!

           旅に出れば、きっとそういう気分にしてくれる。

観光文化検定

2007年02月18日 | 
何十年ぶりの試験だろう。

今日、熊本県が主催する第一回目の「熊本県観光文化検定試験」があった。

脳トレのつもりで受けてみた。

資格とか、試験にはほとんど縁がなかった(というより、極力避けてきた)が、久々の試験らしい試験だった。

2000人もの受験者がいたと聞いて、ビックリ。
今回は最初ということもあり、3級のみだった。

楽勝かと思いきや、なかなか、知らないこともけっこうある。
                特に、歴史や文化は奥が深い。

70点が合格ラインだが、自己採点では80点。侮れない。

  だけど、どうせなら、狙うは1級だね。
   
    でも、かなり難しそう。 マジ、真剣に勉強しないと。

オダギリジョー

2007年02月17日 | 
「芸能人タイプ診断」で、オダギリジョーと出た。

二つの意味で、ちょっと、以外だった。

一つは、まったく予想外だったし、そうかな?って感じ。

もう一つは、僕の小説のキャスト(悪役)に挙げていたし、彼のことが気になっていたところだったからだ。

もう一人は、高橋克典。

これは、「アー、やっぱりそうか」ってところ。

似てるとは言わないが、以前からなんとなく雰囲気にシンパシィを感じていた。
特に、只野仁はオモシロイ!

「芸能人タイプ診断」、まだの人は暇つぶしにやってみたら。
                  
                     けっこう、笑えるかも・・・・・

憎まれっ子世に憚る

2007年02月16日 | 
先日、NOVAの話をしたばかりだけど、70万も払う人いるんですね。
よっぽど、お金余ってるんでしょうね。
でも、その割りに解約料金が少ないなんていって、せこい裁判してる。
お金の使い方、下手だねー。時間の使い方も。

 ★   ★   ★

さて、話はガラッと変わるけど、健康診断の結果が出揃った。
3年ぶりの、全面点検。

胃カメラ、大腸内視鏡検査 & モロモロ。

下剤で宿便もスッキリ、ツルツルのサーモンピンク。自分じゃけっこう腹黒いと思ってたんだけど。
ホルモンで食べてもいいくらい(ちょっと、キモイ?)。
あんまりきれいなので、壁に写真を貼って日々感謝の気持ちで眺めることにした。(趣味ワルー)

コレステロールも、中性脂肪も、血圧も心電図も、異常なし。

どうやら今のところ、メタボの心配はないようだ。

念のため、前立腺の腫瘍マーカーもやってみたけど、OKだった。

十数年ぶりに、眼科医にも行ってみた。
両眼とも、裸眼で視力、1.0。緑内障などの症状もないらしい。
パソコンやってる割には、眼鏡不要の生活。(サングラスは好きだけど)

歯も、歯医者さんが「うらやましい!」と、唸った。

普段、けっこうハチャメチャな生活してんだけどね。

サプリメントも、栄養ドリンクも、常用薬も、一切なし。
無駄なお金かかんないよ。

ヨーガに、気功に、ストレッチ&スクワット、それにアロマ。
自分で、自分のペースで、テレビ見ながら、音楽聴きながら、テキトーにやってる。
たまに、テニスに乗馬やるくらい。

浮いたお金で、旅してるのがいいのかな。

それに、ビールはやっぱり百薬の長、みたい。
毒素を洗い流すんだろうね。

タバコは普段吸わないけど、別に禁煙してるわけじゃない。
飲んだときもらいタバコするから。(ネが、ケチなだけ)

ま、油断は禁物だけどネ。

でも、聞いてるほうは、きっと面白くないだろうな。
「あいつまだ、クタバラネーのかー」って。
そのうち、コロッと逝くかもよ。

だけど、まだ死ぬわけにはいかない。
だって【憎まれっ子、世に憚る】って言うじゃない。 ザマーみろ!。

よからぬ計画

2007年02月15日 | 
一つの旅が終わると、もう次の旅のことを考えてしまう悪い癖がある。

この冬は、久しぶりに雪景色でも見に出かけようと思っていたが、全国的に、いや世界的に雪不足。

これから暖かくなると忙しくなる。
寒いうちにと思ったが、この冬はどうやら断念。

もう一度世界一周もいいが、日本一周も捨てがたい。

日本国内だったら、知り合いも多い。各地の友達を訪ね、旧交を温める旅も乙なものだろう。

中には、迷惑に思う人もいることだろうが。
かまうものか。気にしてたら動けない。
厚顔無恥が売りだ。

今までだって、半ば押しかけるようにいろんなところで、いろんな人にお世話になった。
もちろん、恩返しもしているつもりだが。

さて、いつごろ、どういうルートで、誰を訪ねようか。
覚悟あれ!
そして、あなたの町に行ったとき、誰か泊めて!お願い!!


シネコンから、町おこしという発想

2007年02月14日 | 
今、レイトショウから帰ったばかり。
「幸せの力」を観てきた。
いつか来た道、明日はわが身と言う思い。
ウィル・スミスにしてはseriousな内容。
最近観た映画。
「守護神」「ディパーティッド」「リトル・ミスサンシャイン」

 ★  ★  ★

先日、新宿に「バルト9」がオープンした。

いまやシネコンは日本のいたる所あるが、一味違うコンセプトがある。
デジタルスクリーンに、リラクゼーションソファーやイオン効果をもち、高層にあり、カフェも併設、などなど。

映画は、娯楽であると同時に、文化であり、教養と言う位置づけがある。
製作には、膨大な資金と人員を要し、技術と知識の裏づけが不可欠だ。
あらゆる能力の集約産業として魅了してやまない、博打的危うさも内包している。

映画論は次の機会に譲るとして、映画もまた、ただ観るだけのものではない。

SEXと同じで、前戯と後戯が大事なのだ。(表現が露骨でごめんなさい)

食事(お茶)をしてから観るか、観てから食事(お茶)をするか。
それも、いかに気持ちよく。

僕は、観る前にビール、観ながらビール、観てからビールのコースをとりたいのだが、いかんせん、前と中が進むと、アレが近くなって困る。終わるまでガマンの子。

昔、2時間を越す大作の場合、中休みがあった。
オペラやミュージカルでは、今もある。
そこでトイレに行き、カウンターで一杯引っ掛ける。なんとなく優雅な気分に浸れる。あのロビーのざわめきが一層気分を盛り上げる。
ぼくは、この時間と雰囲気が大好きだ。

映画も、中高年の観客が増えている。
最近の傾向として、出入り口に近い席から埋まるそうだ。こういった現象も配慮すべき時期に来ている。

チケットブースの近くには、必ず映画のパンフレットや、グッヅが並べられているが、関連した書籍なども併せて置くと、より効果的だろう。
この手腕は、ディズニーに見習うとよい。

こういう感覚を、町創りの観点に生かすべきだ。
特に、地方の商店街は。