妻の話しだと、昨日娘と孫が二階で寝ていると、まるこが下に降りてきて、妻に向って「なんか変なですけど、誰ですか」と真剣な表情で問いかけるようだったという。娘もなにか覗かれていたという。まるこも馴れてもらわないと。
昨日読めなかった夕刊を開くと、ポップサーカスの記事が大きく出ていたのにびっくり。クラウドの募金が始まってすぐに少ないけど募金させてもらった。10日足らずで500万円が集まったという。もっともっとお金は必要だろう。もっと呼びかけないといけないだろう。それと公演が再開されたとしてもどう客入れをするかというのが問題になると思うので、それをなんとか観客も納得できるようなかたちで安全策が出せるようなことを一緒に考えていきたいとは思っている。
孫ちゃんはほとんど寝ている。おっぱいが欲しかったりおむつが濡れていたりすると泣くのだが、この泣き声を聞くとなんとなく安心する。夕方旦那さんがやってくる。可愛くてしかたがないようだ。密にならないように、2階で家族団欒の時を過ごしてもらう。本来だったら夕食でも一緒にとって、泊まってもらってもいいのだが、コロナのこともあって遠慮しているようで7時半ぐらいに帰る。
夕食後書斎でテレビを見ていると、妻が孫を抱っこしてやってくる。しゃっくりが出たので、気分転換に連れてきたとのこと。こっちが冷えているということもあるらしい。まだ抱っこしていない、ちょっとこわいということもある。まるこはご飯とトイレ以外はほとんど下に降りてこない。大島家の新しい日常はこんな感じなのかな・・・
「石巻学」5号をいろいろな角度から紹介してきましたが、少しでも多くの人に読んでもらいたいという思いから、こんなコーナーをつくってしまいました。目次や宣伝チラシだけでは伝わらない、立ち読みのようなかたちでリードや感想を読んでもらい、納得した上で購入してもらいたいと思ったのです。「石巻学」を多くの人たちに読んでもらいたいという思いから生まれた記事でした。それだけの自信作となりました。ちょっとした裏話になりますが、ページ数が前号から比べて50頁以上の増頁となり、定価も高くしたのに、部数をいままでより200部増やして刊行することにしました。経費がかかるのですが、それ以上にたくさんの人に読んでもらいたいと思ってのことでした。
次頁で申込書をアップしますが、申込書をつかわなくても送り先と冊数をメールにてお知らせください。
なお今月一杯お申し込みのかたは送料が無料となります。
大島幹雄「終着駅からの出発－吉村昭・津村節子のふたり旅のはじまり」
大島幹雄「岡田劇場物語⑤ コロナ危機の中で」
今回私はふたつのルポを書きました。ひとつは連載している岡田劇場物語で、コロナ禍でもがき苦しむ興業会社のいまを追いかけました。どれだけたくさんの人を集めるかを生業としてきた興業会社が、三密忌避の中、どう生き抜いていくのか、今後も岡田劇場と一体となってその道をさぐっていきたいと思っています。
私は日本文芸家協会の会員なのですが、この会員になるためにはふたりの協会員の推薦が必要となります。こんな私を会員になるよう推薦してくれたのが、吉村昭さんと津村節子さんのおふたりでした。このおふたりが結婚まもなく、生活のため行商の旅にでた、その第一歩が石巻だったというエピソードがずっと気になっていて、今回それを津村さんがお書きになった小説をもとに、どんな石巻生活を送っていたのかさぐってみました。どん詰まりの旅からはじまったおふたりの旅、その出発点が石巻であったことが私にはとてもうれしかったのです。（大島幹雄記）
