デラシネ日誌

私の本業の仕事ぶりと、日々感じたことをデイリーで紹介します。
毎日に近いかたちで更新をしていくつもりです。

ルスツ篇 9 初日

2007-07-14 23:25:17 | お仕事日誌
いよいよ初日である。10時前にテントへ。みんなそれぞれウォーミングアップ。どことなく緊張感が漂う。当然のことだろう。お客さんの出だしはいまいちだったが、それでもはじまると半分ぐらいの入りになる。ルスツのお客さんは反応がいい、人間車輪、バンブーと続く前半にアッーという歓声が上がる。上々の反応である。問題は、最後の空中ブランコなのだ。昨日までの練習で、いいところまでいっていたのだが、やはり落下が続く。うーん。まだまだだな。いつものように初演おめでとうと楽屋に言いに行くと、ブランコチームはありがとうとは言うものの、目線が下向き。やはり不出来を実感しているのだろう。2回目の4時の公演は、8割ちかく客席が埋まる。朝の公演に増して、反応がいい。今回の公演は、やはり空中ものが8割ということもあって、空間をダイナミックに動くアーティストの姿が、みものになっていると思う。ブランコも、三回転は失敗したものの、落下も少なくなり、出来としてはいいまとまりだったと思う。ほっとする。メンバーも反応の良さにホットしたようだ。
18時半すぎにローマから電話、オクトで初演おめでとう会を開くぞという。ウォッカ組が集まって、まずは乾杯。場所を変えて、荷物置き場になっている和室で宴会の続き。ここでいくつかダメだしをする。ブランコチームと、一丁ブランコのマスクをとってもらうように提案。ローマはそれを受け入れる。メンバーが入れ代わり入ってくるのだが、女性チームがそろって登場。マスクをとる話をしたら、予想していたようにイーリャの顔が曇る。彼女がつくったショーなのだから、その演出を変えろということで、絶対に面白くない話である。でもサーカスは演技者の顔が見えることで、よりお客さんに近くなるはずなのだ。
たぶん24時前にお開き。

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