デラシネ日誌

私の本業の仕事ぶりと、日々感じたことをデイリーで紹介します。
毎日に近いかたちで更新をしていくつもりです。

ルスツ篇 6 あともう少し

2007-07-11 09:17:51 | お仕事日誌
今日は10時スタート。いつもより1時間遅いとだいぶ余裕がある。肌寒い。半袖では寒くてしかたがない。トレーナーを着に、また部屋に戻る。オリガとマルガリータがすでに練習中。ブランコ以外の演目のリハがはじまる。昨日言われていたガソリンを購入してあったので、ローマを呼び点検してもらう。これと松脂を混ぜると松脂が溶け、いい滑り止めになるというのだが、実際にやってもらう。たしかに固形の松脂が次第に溶けて来る。松脂の在庫があまりないのだがという話しをルスツのスタッフに話したら、ルスツの中に一杯ありますよと、実際にもってきてもらう。これをローマに見せたら、固形よりこの天然の松脂の方がいいと大喜び。この滑り止めを実際に車輪につけて稽古。いろいろ絨毯の件ではあったが、この人工芝でまったくOKであった。
一通り稽古が終わったところで、オープニングとフィナーレの練習。こういう稽古をみていると、やっとはじまるななという実感が湧いて来る。ここまでやっとこれたわけである。
昼食はタワーのアトリウムでとる。15時から空中ブランコの稽古。ネットの高さが昨日より20センチほど高くなっている。マヤたちのブランコのときとほぼ同じ感じになる。とりつけもずいぶん早くなった。そして飛行練習がはじまる。今日はキャッチまでやってみる。何度も繰り返し、下からワーシャがいろいろダメを出していく。三回転は、もうすぐキャッチできるところまで。伸身のひねりと三回転を除いて、ほぼ成功する。今回は三回転をできるジャンパーが2人いる。跳馬の元世界チャンピオンのセリョージャとサーシャ。サーシャの方がいい感じで回転していた。ギョッとしたのは三回転を失敗してネットに落下したサーシャが、ズボンのポケットから鋏を取り出したこと。ワーシャも怒るのを通り越してあきれて、苦笑いしていた。1時間半ほどで練習は終わり。ワーシャも手応えを感じたようだ。あとはこの高さに慣れることだという。それはみている側も感じる。やっとほっとできるところまできた。
ちょっと心配なのは雨がふりだしてきたこと。道具を万が一のため濡れないようにはけてもらう。17時半すぎに練習終了。部屋に戻り、いままでできなかったことに手をつける。
20時ローマ夫妻を誘って、「かかし」へ。今日はすきやきを食べる。24時前に就寝。ニュースでイチローが、オールスターでMVPをとったのを知り、おもわずやった-と叫ぶ。たいした男である。



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