デラシネ日誌

私の本業の仕事ぶりと、日々感じたことをデイリーで紹介します。
毎日に近いかたちで更新をしていくつもりです。

ルスツ篇 5 やっと跳んだ

2007-07-10 17:57:27 | お仕事日誌
9時テントに集合。照明の調整。ローマが高所作業車に乗って、照明の位置を変えていく。10時に作業終了。メンバーは外国人登録のため村役場へ。自分は残り、照明の固定作業に立ち会う。11時にメンバーは帰って来る。意外に早く終わったようだ。予定ではメンバーがくる前に絨毯が敷かれているはずだたったのだが、ちょっと予定が狂う。急遽空中芸のリハをいれる。現場の常なのだが、ここで予定がまた変わる。リングとシフォン用の重しの砂袋が、空中ブランコの演技者がスウィングしているときに、あたることがわかる。ここからはローマの独壇場。ビタリーを呼び、すぐに直すように指示。スゥイングする方がちょっと気を使えば大丈夫じゃないかと言うのを聞いて烈火のように怒り、すぐに言う通りにしろと命令。また高所作業車が入り、つり込みの直し。1時間ほどで終わり、ビタリーとノリらを連れて、タワーのレストランへ。この間現場では絨毯敷きの作業。戻ったときに両面テープで絨毯張りの作業。ローマを電話で呼び、手伝ってもらう。車輪で回ってみるとやはり滑るらしい。滑り止めの液体をつくるために必要なものについて、意味がよくわからず一苦労。辞書をもってきてなんとかわかる。予定では絨毯を敷いたあと、リハの予定だったのだが、時間的に無理。空中ブランコのリハ。ネットを敷き、スタンバイ。ネットの位置がかなり高くなっている。そしていよいよ飛んでみることに。やっとここまでたどりついた。4人のジャンパーが、キャッチしてもらわずに、自分の演じるトリックを飛ぶ。下から例によってワーシャがばしばし指示をだす。ただ大声は相変わらずだが、どこかヒステリックなところがかげをひそめる。彼自身もやっとここまできたことで安心したのだと思う。自分のところにやってきて、安心したよ、でも一番安心したのはお前だよなと言って来る。まったくその通り。ネットの調整は必要そうだが、ここまでくると安心する。今日はいつもより早め、20時前に作業終了。部屋に戻って、ネットに接続してみる。いつもだと部屋に戻ってもすぐ寝るだけだったのだが、やっと他のことができるようになる。九州の友人から電話。いま画家の岡部さんのところにいるという。岡部さんはスイスのクニーサーカスへ行ってきたようなのだが、そこで沢田豊の孫娘と会ったという。お母さんのタニコさんも元気だという。なんかうれしくなる。先日マンフレッドの奥さんから電話をもらったり、なんかあるのかなあ。
今日は軽めに飲んで、24時すぎに就寝。


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