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「虚仮(こけ)の一念」で、勝負です!

しばらくぶりに、囲碁について書きたくなりました 
前に書きたくなった時から、二ヶ月経ってます
その位の間で強くなっていれば、云う事なしですが、このところ対戦成績はあまり良くありません  
負けている状態は、なんて云うかポカが多いのです
ポカとは「思いもよらない失策」という訳ですが、何度もポカがあるというと、これは実力が何か足りないと言う事になりますね  
途中まではいつも優勢のような気がすると云う事は、中盤以降に集中力が落ちて、ミスをする・更にあいまいが多い中での判断の悪さで、行け!とばかりに伸びきった石を打っては自滅するのです
分っていて何度も繰り返すのは、技術の無さに加えて精神力の弱さですかね 

先日友人に『プロ棋士の思考術(依田紀基著)』を読んではと教えられ、早速読みました
そして、足りないものだらけの私に、今まで考えた事が無かった、とくにこれは欠けていた言葉だなと感じたのは「虚仮(こけ)の一念」という言葉です  
 「虚仮」とは、本来は仏教用語で、「うそ」、「そらごと」の意味が転じて、「愚か」、「愚か者」の意味に用いられ、「虚仮にする」と動詞化すると、「‘馬鹿にする’」とか「‘愚か者扱いをする’」や「こけおどし(形だけの脅かし)」と同じ語源になるようです
即ち「虚仮の一念」は、愚かな者でも一つの事を心に掛けて遣り遂げようとすれば、目的を達せられるということだと知りました

「虚仮の一念」への思いが強いほど、自然に技術以上に力が発揮できるようです  
常に「大局観に注意し、技術を磨く」なんて境地には、初心者の私にはなかなか達することが出来ませんが、「虚仮の一念」の思いを持つようにする事を本当の意味・方法分らずとも、とても気に入りました
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