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‘ザクロ ’の実(み)はかっこいい~!!

梅雨の戻り雨の中で、‘ザクロ’の実(み)が公園樹の枝に重たげに生っているのを見つけました
‘ザクロ(石榴、柘榴、若榴)’はザクロ科ザクロ属で、中近東地方、「ペルシャ」を原産国とする落葉樹の果実です
「ペルシャ」とは現在の「イラン」をいう古名です
‘ザクロ’は古代国家では高貴な果樹として珍重され、さらには生薬として大いに愛用されていました
日本ではシルクロードを伝って、平安時代からすでに薬用目的で入ってきたようで、『日用本草』、『本草蒙筌』などに記されているそうです
‘ザクロ’の実(み)は種(たね)が多いことから、アジアでは昔から子孫繁栄、豊穣のシンボルでした
薬用としては、実を煎じた液でうがいをすると、扁桃腺炎に効き、陰干しした花や実(み)を煎じて飲むと、下痢止めになるのだそうです


実(み)に残る”帽子状”のガクの部分は冠にも似ており、王冠をいただく果物として、権威の象徴にもしていたようで、昔ソロモン王の宮殿の柱頭には、この‘ザクロ’がデザインされていたといわれています


まだ赤みのうすい‘ザクロ’の実(み)の上に、威張ったように「カメムシ」がへばりついていました
‘ザクロ’の権威に、威をかる「カメムシ」の図ですかね
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