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‘セイタカアワダチソウ’ の 恐怖!?

「背高泡立草」と書かれる様に、草丈の高さは人の背位にのび、その群落があちこちの空き地に出来ていた昭和40年代は、経済成長がすさまじい勢いで伸びていました
黄色の小さな花がかたまって咲き、新幹線や高速道路の法面に咲く様子は黄色の海のようでした
そんな経済成長もバブルではじけ、「背高泡立ち草」も最近では見かけるのも珍しく、たまに道脇で咲いていても草丈は1m位に小ぶりになって来ています
すっかり日本の風土になじみ、帰化植物とは思えないほど晩夏の野に溶け込んできています
あまりの勢いで広がる‘セイタカアワダチソウ’の黄色い波は喘息の原因になると騒がれましたが、実は風媒花ではなく、虫媒花だと分かり、疑いが晴れたようです

                    北米原産  キク科アキノキリンソウ属  黄色の泡立ちが綺麗です


何故、最近少なくなったのかをネットで調べてみました
どうやら‘セイタカアワダチソウ’の育ち方に関係があるようです
根をごぼう根の様に深く張り、地表から50cm位のところの養分をとって成長するらしいのです
日本古来の植物ではそんなに深い所から養分を取れません
この為、帰化当時は栄養豊富な上、根から周囲の植物の成長抑制成分を出しながら我が物顔に繁殖出来たのですが、年月を経て、栄養分をとりつくし、自身が枯れて増やす栄養分は地表10cm位まで、深いところの豊富だった養分は次第になくなり、成長が抑えられてきたという事のようです
代わりに、地表10cm位の養分は根の浅い「すすき」が‘セイタカアワダチソウ’に代わって、増えてきているようです
自然界の摂理を感じます
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