ダンポポの種

備忘録です

私はひとり 帯広へ

2014年06月05日 16時12分10秒 | 旅のあと
【北海道旅行のまとめ/ その3】

5月27日(火)

明けて、5月27日です。
きのうは天気がイマイチで、札幌も夜は雨が降っていました。 でも、きょうは いい天気です

すすきのの「東横イン 札幌すすきの交差点」で、さわやかな朝を迎えました
長旅の疲れか、正直、体がちょっと重たい感じ…、ではあったけれど。(←重たいって…、今に始まったことではないやろ?)(←そういう意味じゃ無くて…)
きのうは、夜行列車(北斗星)明けのまま 夜まで動き続けたからな~。 おかげで、昨夜はよく寝ました。

前日に続いて、この日(27日)も青年部会の行事があり、私も参加しました。
午前10時30分すすきの集合で、参加者一同は貸切バスに乗り込んで、会場へ向かいました。
そして、行事終了後、参加者一行は貸切バスで新千歳空港まで送り届けてもらいました。

夕方4時前、新千歳空港へ到着したところで、青年部会の行事は解散となりました。
みなさま、お疲れさまでした。


                                                            

朝、 札幌市電(路面電車)に乗ってみました 〔西4丁目→すすきの〕

この日の朝、青年部会の集合時刻(10時半)までのひとときを活用して、私はひとりで札幌市電(路面電車)に乗ってきました。
西4丁目~すすきの間を〝ほとんど環状線みたいな〟ルートで結んでいる路面電車です。

全区間を乗り通すのに要する時間は〝約45分〟ということなので、せっかく すすきのに泊まった機会だから…と思い、乗ってきました
私は、午前9時頃にチェック・アウトして、ホテルから「西4丁目」電停までのんびりと歩き、そこから市電に乗って「すすきの」まで戻ってきました。

以下、市電の画像です。



↑「西4丁目」電停にて。
 ホテルを出て、ここまで徒歩で来ました。(すすきのから、徒歩で10分もかかりません)
 電停にたどり着いたら、ちょうど、この電車が停留中でした。「中央図書館前」ゆき。(←区間運転の電車やね)
 それはそうと…、この電車と入れ替わりで先に発車して行ったと思われる、画面左奥にチラッと見えている電車が、気になりますな



↑見えますか? 前方を〝ブラック・フェイス〟の車両が走り去ろうとしているところです。
 ほんとにチラッとしか見えてないけれど、雰囲気的に、新型車両みたいです。
 もうちょっと早くホテルを出てきてたら、あの〝新車〟に乗れたかもしれへんね。 残念だ



↑きょうは青空が広がって、いい天気です



↑中央図書館前ゆきが発車して、即、入れ替わりで、折り返しとなる「すすきの」ゆきが入ってきました。
 私も、この白い電車に乗り込んで、すすきのまで戻りました。



↑車内の様子。(西4丁目で、乗り込んですぐに撮影したので、まだ乗客人数が少ないです)
 運行中は、途中の電停でも わりと乗り降りがあり、市電が地元の方々に活用されている様子を垣間見ることができました。



↑西4丁目を発車。 発車してすぐに信号待ちでした。路面電車だなぁ~。
 私は、車内最後部の座席に腰かけました。この画像は、電車の後方を向いて写したものです。
 信号待ちをしている間に、後続の電車が西4丁目の電停に すべり込んでいきました。



↑後続の電車は、電停にしばらく停留し、先行の電車との〝間隔〟を空けてから発車します。
 画面の奥には「三越」が見えています。



↑途中の、中央図書館前にて。







↑コンビニのそばで、信号停車しました。
 お店のガラスに、市電(車両)の姿が映っていたので、写してみました。(いまいち、伝わりづらいですかね



↑終点「すすきの」が近づいたところで、先ほどチラッと見た〝新車〟とすれ違いました。



↑すすきの、終点に到着。
 西4丁目を出たのが9時10分ごろで、きちんと約45分を要して、10時頃にすすきの到着。 運賃は170円でした。

 市電の画像は、これで終わりです。


                                                            

冒頭に書いたように、このあとは、青年部会の行事に参加しました。
行事終了後、貸切バスで空港まで送っていただき、夕方4時前、新千歳空港にて青年部会の行事は解散となりました。

空港で、今夕の飛行機で関西へ帰る仲間たちとお別れしました。
「北斗星」で一緒にやってきた 愛知のO氏とA氏とM氏も、帰りは飛行機でセントレアへ戻ると言っていました。
みなさん、どうもありがとうございました。

私は、居残って、あと1日 北海道に滞在します
ここからは、毎度お馴染みの、気ままなひとり旅で まいります~。

                                                            


夕方4時過ぎですが、これから 帯広まで移動します
新千歳空港 → 南千歳 →(特急スーパーおおぞら9号)→ 帯広


↑新千歳空港16時19分発、快速「エアポート163号」(札幌からL特急<スーパーカムイ31号>旭川ゆき)。
 JR北海道の789系(1000番台)特急電車です。
 南千歳までの一駅だけ、これに乗りました。 ひとり旅のスタートです。



↑南千歳。 ここで降りて、石勝線の列車に乗り換えました。ただし、約40分の待ち合わせです…
 もうちょっと空港でゆっくりして(土産店の見物などをして)から、次の「エアポート号」に乗って来ても、十分に間に合ったんだけど。



↑向かいホームに、新千歳空港ゆきの快速「エアポート」が入ってきました。721系電車。





↑札幌からのL特急「すずらん6号」室蘭ゆき(東室蘭~室蘭は普通)が入ってきました。 南千歳16時35分着/同発です。
 ヘッドマークのところには、ちゃんと、すずらんの絵(図柄)も表示されていますね。
 私は、この列車には乗らずに、お見送り~。



↑さらに待つことしばし…。
 やって来ました! キハ283系、特急「スーパーおおぞら9号」釧路ゆき(札幌から走ってきた列車です)。南千歳17時00分発です。
 私も、この列車に乗り込みました。 目指すは、帯広です。 帯広到着は19時18分の予定。





↑特急「スーパーおおぞら」は、道東へのアクセスである石勝線(せきしょう線)を進んでいきます。
 南千歳から新得(しんとく)までが、石勝線です。「石狩」と「十勝」を結ぶ線なので〝石勝線〟って呼ぶんやね。 
 リゾートで有名な「トマム」も、この沿線にあります。



↑南千歳を発車すると、ほどなく、車窓には雄大な風景が展開し始めました。
 ちなみに…、石勝線といえば、以前、走行中の特急列車が車両火災を起こすという〝事故〟がありました。
 今から3年前、2011年5月27日のことだったんやね。 奇しくも…、きょうは5月27日デス



↑追分付近にて。
 夕日の車窓に、追分で接続する室蘭本線の線路が見えてきました。
 このあたり、決して運転本数が多い区間ではありませんが、レールが〝複線〟で敷かれている様子が窺えます。
 かつて、夕張などから石炭を運び出す貨物列車がたくさん走っていた頃の名残りだろうと思います。





↑牛がいっぱい。





↑揺れに身をまかせてウトウトしているうちに、列車は新得を過ぎて根室本線に入っていました。



↑もう、午後7時を回りました。 空もだいぶん暗くなってきました。
 まもなく帯広に着きます。

 気付いてポイント
 『窓に映り込んでいる、車内の座席が見えますか?』 (←おおっ グリーン車か)  



↑定刻19時18分、帯広へ到着しました。
 「スーパーおおぞら」は釧路ゆきなので、まだこの先へと、旅路が続きます。 (釧路到着は21時04分)



↑帯広駅は、きれいな高架駅でした。
 さっき、南千歳で待ち合わせの際も わりと肌寒かったのですが、帯広まで来てみると、日が暮れていることもあり、さらに冷んやりと感じられました。



↑今夜は、駅前から見えている「ホテル ルートイン帯広駅前」に泊まります。



↑駅前の交差点。



↑ホテルに着きました。
 ルートインは、建物内に大浴場があるので、私は気に入っています。 (温泉旅館じゃないので、めちゃめちゃ大きな浴場ではないけれども
 ここ(帯広)だけの特色みたいですが、〝天然モール温泉〟大浴場として、特に宣伝がなされていました。 いいお湯でした
 昨年7月に東北遠征したときに盛岡駅前で泊まって以来の、ルートインの夜であります。



↑さきほどのグリーン車でもらった紙おしぼりを、眺めてみる。
 可愛らしいイラストも付いて、JR北海道オリジナルの体裁に仕上げてあるのが いいね。

◇               ◇               ◇               ◇               ◇

帯広へ来た理由

それで…、おまえ、なんで 帯広までやって来たんや?』

おっ! そうだった。 帯広まで来た理由を、まだ言っていなかったな…

すでに 察していらっしゃる方も おられるかもしれませんが…、
北海道に残っている 私の〝未乗線区〟である「日高本線」(苫小牧~様似間、146.5km)に乗る ために、帯広までやって来ましたー

もう一度、地図を見てみましょう。


↑あすは朝9時半 出発です。
 帯広からバスを乗り継いで南へと進み、えりも岬を経由して、くるんとカーブして今度は北上し、様似駅を目指します。
 そして、様似から苫小牧まで、日高本線を乗り通す予定にしています。
 北海道に唯一残る未乗線・日高本線を走破することで、JR北海道エリアの〝完全乗車〟が達成されるのです!


ちなみに、帯広からバスで えりも岬を回って様似へ至り、日高本線にリレーして苫小牧へ抜ける…、という乗り継ぎについては、
最近の『鉄ジャ』誌面でもルポで取り上げられていました。(鉄道ジャーナル2014年6月号、「日本縦断ローカル線・北海道周遊編⑤」)
今回、私は、そのルポも参考にして、帯広からえりも岬回りで日高本線を目指すことにしたのです。


きっぷの話


↑今回は、この「往復乗車券」で北海道へやってきました。
 すでに報告した通り、往路(行き)は寝台特急「北斗星」で札幌まで行きました。
 復路(帰り)については、明日、様似から日高本線で苫小牧へ出て、そのまま苫小牧から「北斗星」に乗って上野へ向かう-、というプランです。

 私は、「京都市内→札幌市内」と「様似→京都市内」の別々の片道乗車券に仕立ててもらっても構わなかったんだけれど、みどりの窓口さんが気を利かせてくれて、
 行きと帰りで重複する「京都市内~苫小牧」の区間をピックアップして、往復乗車券(往復割引が適用されます)に仕立ててくれました。
 券面記載の区間から外れるぶんについては、現地で、乗り越し精算・切符の買い足しをすれば良いのです。



↑明日(28日)の、苫小牧からの「北斗星」寝台券。
 事前に京都で買ってきた切符なんだけど…、ふつうのB寝台☆☆☆ ですわ
 いつものK田辺駅や京都駅の窓口を何度か訪ねて、空席照会をしたんだけど、結局、個室寝台は取れませんでした。

◇               ◇               ◇               ◇               ◇

ダンポポ 気が変わる
やっぱり…、「北斗星」で帰るの、やーめた!!

帯広駅前のホテル「ルートイン」に泊まっている、わし…。
ホテル1階の食事処で ひとり 晩ごはんを済ませて、大浴場でゆっくりと足を伸ばして風呂につかり、
自動販売機コーナーでは『ビールはもう要らん、缶チューハイにしておこう』 …とか思いながら飲み物を仕入れたりして、
自室へ戻って、ベッドの上にごろんと寝そべって、時折、ポヨンポヨンと転がりながら テレビドラマを見て過ごしたのでありました。
ちなみに、この日は「ブラック・プレジデント」の日でした。(←わし、見ています

久しぶりの北海道旅行も、残り時間が少なくなってきました。
さっき書いたように、明日は、帯広からバスで様似まで行き、そこから日高本線に初乗りして苫小牧へ行きます。
苫小牧へ着くのは夕方。 そのまま、わずかな待ち合わせ時間で「北斗星」に乗り継ぎ、北海道とはサヨナラ~であります。
あさっての午前中に上野へ着いて、昼ごろに東京駅から新幹線に乗ったとしても、夕方までには京都へ帰り着ける、というシナリオです。

何て言うか…、要するに、旅の終盤が近づいてきて、寂しいのです。

もちろん、『京都へ帰りたくない』とは言いませんけれども、
なんだか、明日のスケジュールはあっさりし過ぎて、物足りないな…、という気がしてきました。

来るときに「北斗星」に乗ったんだし、もう、帰りは「北斗星」にこだわらなくても いいんじゃないか?』
そんなことを考え始めました。

日高本線に乗ることは、今回の大きな目的ですから、あす苫小牧に着くところまでのプランは、変えるわけにいきません。
夕方6時まえに苫小牧へ到着して、そこから先のプランを どう組み立てなおすか?

「北斗星」をキャンセルするのであれば、次なる手は 急行「はまなす」か…!』

「北斗星」から「はまなす」にチェンジするということは、あす夕方以降の数時間、現地での滞在時間を拡大できる ということです。
日高本線の走破を祝って、海鮮丼を食べて帰るのも、いいかもしれません。(なんで海鮮丼だ…)

そんなことを考え出すと、なんだか、旅の終盤が急に楽しくなってきました
できれば、「はまなす」も寝台車に乗ってみたいな。

今夜は、そういうプランだけ思い描いておいて、ひとまず、明日の朝、帯広駅の窓口に行ってみようと思います。
「はまなす」の寝台車に空席があるかどうか、訊いてみますわ。


(つづく)