ダンポポの種

備忘録です

日高本線に乗る & 急行「はまなす」号

2014年06月09日 23時44分50秒 | 旅のあと
【北海道旅行のまとめ/ その5】

ひたすら 画像を貼りまくっております。
みなさん飽き飽きしているかもしれませんが、お許しを。m(_ _)m
頑張って付いてこい、とは言いませんので  どうぞ ご自由に


5月28日 続き
様似 →(日高本線)→ 苫小牧


↑様似から苫小牧までが、JR日高本線です。 営業キロ146.5kmの線です。



↑様似駅前。 朝9時半に帯広を発って、路線バスを乗り継いで、ここへ14時20分に着きました。
 バスに乗っているだけ… でしたが、やっぱり疲れるものです
 けれど、ここでゆっくり休んでいる暇はなく、引き続き、日高本線の列車に乗り込みます。





↑終着駅 様似、の駅名標。



↑様似14時34分発の苫小牧ゆき列車。 キハ40の単行で、ワンマン運転です。
 気合を入れ直して、乗り込もう 様似から苫小牧までは〝約3時間20分〟かかります。(行くでぇー
 車両の正面、運転席窓の下のところに、何やらマークが描かれていますね。
 山々をイメージした図柄に〝お馬さんの顔〟が重ねてあるみたい。 漢字で「優駿浪漫」とも書いてあります。
 日高本線の沿線は、わが国屈指の 競走馬の育成地(=牧場が多い)として知られているところです。



↑様似駅の窓口で、札幌までの乗車券を買って乗りました。 4320円なり
 補充券タイプというか、こういう乗車券を久しぶりに手にしました。
 「北斗星」から「はまなす」に変更したこともあり、日高本線に乗り終えた後は、苫小牧からもう一度札幌へ行こうと思います。
 もとから私の手元にある「苫小牧→京都市内」の乗車券(復路券)は、今夜「はまなす」に乗る段階から使用します。 



↑様似駅を定刻に発車しました。 乗客は6~7人でした。 ほぼ全員、先ほどのJRバスからの乗り継ぎだったと思います。
 乗客同士、お互い、別に言葉は交わさなかったけれど、よく考えてみたら、ずうっと一緒に行動していることになるんやね



↑青空が見えてきました。 こういう風景には、やっぱり青空が似合います。
 海側のボックス席に座ることもできたんだけど、さっきのバス車内でずうっと海を見てきたので、ここでは山側のボックス席に陣取りました。



↑サクラが咲いている…??
 道中、何度か、こういう風景を目にしました。 5月末という時期に お花見ができるんやねー。



↑また、霧が出てきました。 霧→晴れ→霧→晴れ…、の繰り返しですな。






↑東町(ひがしちょう)。 乗り降りはありませんでした。 
 話し声もしない静かな車内には、ディーゼルエンジンの音だけが響いています。



↑浦河(うらかわ)、14時57分に発車。 坦々と進んでいきます。







↑あっ、馬がいました。



↑線路のすぐそばに牧場があるんやね。





↑上から読んでも 下から読んでも… な、「えふえ」という駅に止まりました。
 漢字で書いたら「絵笛」です。







↑本桐で、対向列車とすれ違いました。



↑田んぼです。
 まだ、田植えをしたばかり、という感じでした。 水田の風景も、いいねぇ



↑晴れ間が現れても、さらにその向こう側は、また 白い煙のようなもので覆われているのが見えます。



↑そしてまた、霧のなかへ飛び込んで行くのです



↑相変わらず、エンジン音とジョイント音だけが響いている車内です。
 各駅停車だけど、列車は それなりのスピードを出して、結構軽快に走りました。







↑野焼きの煙がただよっているのでは ありません。 何度も言うけれど、霧です。
 〝霧のかたまり〟がいくつもに分かれて、次々に流れ込んでくる、という感じなんですね。
 京都南部のうちの近所では、こういう気象状況は あまり目にすることがありません。





↑大きな川を渡りました。 静内川です。



↑15時57分、静内(しずない)に到着。 
 時間帯によって、当駅始発・終着となる列車もあり、日高本線のなかでは核になる駅のひとつです。
 13分間停留して、発車は16時10分。 停留中に対向列車とすれ違いました。
 なお、この駅からは、下校の高校生たちが大挙して乗り込んできて、あっという間に車内が満員になりました



↑静内ですれ違った、対向列車。(ちなみに、あちらは静内駅で30分間停留するみたい



↑大狩部(おおかりべ)。





↑日高門別(ひだかもんべつ)で、またまた対向列車とすれ違い。 あちらは、静内ゆき。
 駅ごとに高校生たちは下車してゆき、賑やかさが失せていきました。もとの静かな車内に戻っていきます。







↑この川を渡ったところが、富川(とみかわ)という駅でした。
 最後まで乗車していた高校生たちも、この富川の駅で降りていきました。ほぼ〝降り尽くした(?)〟という感じです。
 富川あたりまでが、通学圏ということなのかな。
 ただいま、午後5時を過ぎたところなので、静内から富川まで〝ほぼ1時間〟かかっています。 なかなか長時間の通学ですね。





↑鵡川(むかわ)という川を渡りました。



↑鵡川(むかわ)の駅に到着します。17時17分着/24分発です。
 かつて、ここから富内線(とみうち線)という支線が分岐していた…、とのことです。(私は乗ったことがない
 分岐駅だった名残りなのか、たくさん線路が敷かれていて、広い構内です。



↑鵡川にて。
 ここでも対向列車とすれ違いました。 あちらは、様似ゆきです。
 鵡川と言えば、甲子園での高校野球にもしばしば出場する「鵡川高校」の名前も有名やね。
 正しくは、北海道鵜川高等学校という名前だそう。



↑鵜川を出ると、苫小牧まであと一息です。
 朝から バスや列車に乗りっぱなしの一日で、正直言って、私も疲れてきた~



↑室蘭本線のレールが見えてきて、わが日高本線は、そのそばへ寄り添っていきます。
 『 さあ、まもなく 苫小牧に到着だ
 …と思ってからが、結構長かったー
 この、室蘭本線との〝並走区間〟は、かなり距離がありました。



↑いよいよ、苫小牧に着きます。
 様似から3時間20分-、日高本線の乗車完了





↑定刻17時53分、苫小牧到着。 キハ40、どうもありがと~



↑苫小牧駅。



↑苫小牧駅2階改札口付近の窓から、「北斗星」を撮りました。
 当初、私が乗る予定にしていた、上野ゆき「北斗星」です。
 苫小牧18時06分発のところ、この日はちょっと遅れて到着となりました。
 まあ、「北斗星」で上野へ向かうのも一手ではあったけれど、すでに寝台券の乗車変更もしたので、今夜は「はまなす」の旅を楽しもうと思います。


◇               ◇               ◇               ◇               ◇

このあと私は、次の普通列車に乗って、苫小牧から札幌まで移動しました。
札幌駅へ着いたのが19時40分ごろでした。
改札を出て、パセオ(札幌駅のショッピングモール)の飲食店街へ行き、海鮮丼を食べてきました。
枝豆と、ちょこっと お刺身も、あったりして…。 中ジョッキと、あつかん1合も付いていたなぁ (← 注文したんやろが どれがメインだよ)
全部おいしく いただきました

きょう一日、疲れたけれど、無事に日高本線を走破できました。
これで、JR北海道エリアについては全線乗車を達成したことになるのです。 めでたい!
…という流れから、祝宴と言ったら大袈裟だし滑稽だけど、なにか〝節目〟を付けてから京都へ帰りたいなぁと思ったわけなのです。
札幌駅パセオでの晩ごはんを済ませて、すっきりとした気分で、今回は北海道を去りたいと思います



↑この夜、札幌駅でたまたま遭遇した「旭山動物園号」の車両。キハ183系。
 座席カバーが…、楽しすぎる



札幌 →(急行はまなす)→ 青森


↑これも、「北海道と本州を結ぶ夜行列車」です。 毎日運転されています。
 札幌22時00分発、急行「はまなす」号、青森ゆき。



↑「はまなす」号は、急行列車です。
 現在、JR線の定期列車(毎日運転)で〝急行〟を名乗るのは、この「はまなす」号だけ…、です。



↑1号車と2号車は、寝台車です。
 今夜の私は、金帯の2号車に乗ることになっています。





↑今朝、帯広駅で乗車変更した際に、こんやの寝台車は満席かも知れぬ… という予感を得たので、私も早めに自分の寝台へ入りました。
 上段寝台って、本当に久しぶりですわ。



↑私の真下(下段寝台)には、すでに、私が乗り込むよりも早く、寝台主が陣取っておられました。
 だから、私が居る2段寝台だけが、早々と〝上下とも〟埋まっている状況です。
 でも、向かいの寝台は まだ空席のままだし、それ以外の寝台も、ほぼ全部空いている状態でした。 どうなっているんだ。



↑発車時刻が近づいてきました。
 『 なんだ、ホントに空席だらけじゃないか!』
 と思っていたら、にわかにガヤガヤと騒がしくなって、ご年配の団体様一行が乗り込んできました。
 そんな予感もしていたんだけど、団体さんが寝台車を押さえていたんやね~。



↑いっぺんに賑やかになった車内。
 私もカーテンを引いて、せま~い〝自室〟に籠ることにします。
 〝トワイライト引退〟の見出しがおどった この日の北海道新聞夕刊を読みながら、缶入り飲料1本を友にして、ひとときを過ごしました。
 でも、さっさと切り上げて寝るように努めないと…、急行「はまなす」の夜は、短いです



↑「はなます」急行券・B寝台券。
 乗車に際しては、札幌から苫小牧までの乗車券を買い足しました。
 手持ちの『苫小牧→京都市内』乗車券(復路券)を合わせたら、青森までの「はまなす」乗車はオッケーです。






(つづく)