シネマート新宿で韓国映画「亀、走る」を観ました。
主演はキム・ユンソク。2007年「タチャ イカサマ師」で大鐘賞などで助演男優賞を受賞し、翌2008年には「チェイサー」で大鐘賞ほかで主演男優賞6冠王。最近一気に国民的な人気俳優になったようですね。昨年はカン・ドンウォンと共演した「田禹治伝」もヒットしたし・・・。
この「亀、走る」も昨年の作品。キム・ユンソク演じる刑事が凶悪な脱走犯を追う、という設定ということで、「チェイサー」の印象もあって緊迫感漂うアクションかな、と思ったのですが、全然違うフンイキ(笑)。
舞台は忠清南道の礼山。ローカル色漂う映画です。
忠清道といえば、「忠清道人は話す速度が遅い」とよく言われるそうで、おなじみの笑い話があります。
父子が山で畑仕事をしていたら上から岩が転がり落ちてきた。息子は「아부지~ 바위가 굴러가유~!」(お父さ~ん、岩が転がっていきますよ~!)と叫ぶのですが、あまりに話すのが遅くて、言い終わる前にお父さんは岩に当たって死んでしまったという話。(助かるバージョンも見たことがありますが・・・。)
この映画も、主役の刑事ももっさりしたオジサンで、漫画貸本店をやってる奥さんには頭が上がらず、その奥さんの通帳をこっそり持ち出して闘牛大会に賭け、ガッポリ大金をせしめたかと思ったら盗られちやったり、肝心の脱走犯を捕まえに行っても逆にやられちゃったり等々、なさけない・・・の連続。
しかし、まあ最後はなぜかメデタシで終わるし、「チェイサー」みたいに何人も殺されたりしないし、まったりゆったりと楽しめた映画ではありました。
ふと思ったのですが、私ヌルボ、忠清道方言を聞いたのはこの映画が初めてかも・・・。本では、個人的に韓国マンガ最初の感動したカン・モリムの佳作「タルレと私と」に始まっていろんなところで目にしてきたのですが・・・。この映画の最初の方で語尾の「~シュー」「~ユー」というのを聞いて、ああ、これが忠清道方言で、ここが忠清道なのか、とわかった次第です。
※標準語“안녕하세요”→ 忠清道“안녕하세유”
標準語“괜찮습니다.”→ 忠清道“됐슈”
標準語“어서 오십시오” → 忠清道“빨리와유”
※慶尚道方言なら「チング」「学生府君神位」「僕が9歳だったころ」、全羅道方言なら「木浦は港だ」などが思い浮かびます。(「トンマッコルへようこそ」が江原道方言というのは、あんまり印象がないですが・・・。)
主演はキム・ユンソク。2007年「タチャ イカサマ師」で大鐘賞などで助演男優賞を受賞し、翌2008年には「チェイサー」で大鐘賞ほかで主演男優賞6冠王。最近一気に国民的な人気俳優になったようですね。昨年はカン・ドンウォンと共演した「田禹治伝」もヒットしたし・・・。
この「亀、走る」も昨年の作品。キム・ユンソク演じる刑事が凶悪な脱走犯を追う、という設定ということで、「チェイサー」の印象もあって緊迫感漂うアクションかな、と思ったのですが、全然違うフンイキ(笑)。
舞台は忠清南道の礼山。ローカル色漂う映画です。
忠清道といえば、「忠清道人は話す速度が遅い」とよく言われるそうで、おなじみの笑い話があります。
父子が山で畑仕事をしていたら上から岩が転がり落ちてきた。息子は「아부지~ 바위가 굴러가유~!」(お父さ~ん、岩が転がっていきますよ~!)と叫ぶのですが、あまりに話すのが遅くて、言い終わる前にお父さんは岩に当たって死んでしまったという話。(助かるバージョンも見たことがありますが・・・。)
この映画も、主役の刑事ももっさりしたオジサンで、漫画貸本店をやってる奥さんには頭が上がらず、その奥さんの通帳をこっそり持ち出して闘牛大会に賭け、ガッポリ大金をせしめたかと思ったら盗られちやったり、肝心の脱走犯を捕まえに行っても逆にやられちゃったり等々、なさけない・・・の連続。
しかし、まあ最後はなぜかメデタシで終わるし、「チェイサー」みたいに何人も殺されたりしないし、まったりゆったりと楽しめた映画ではありました。
ふと思ったのですが、私ヌルボ、忠清道方言を聞いたのはこの映画が初めてかも・・・。本では、個人的に韓国マンガ最初の感動したカン・モリムの佳作「タルレと私と」に始まっていろんなところで目にしてきたのですが・・・。この映画の最初の方で語尾の「~シュー」「~ユー」というのを聞いて、ああ、これが忠清道方言で、ここが忠清道なのか、とわかった次第です。
※標準語“안녕하세요”→ 忠清道“안녕하세유”
標準語“괜찮습니다.”→ 忠清道“됐슈”
標準語“어서 오십시오” → 忠清道“빨리와유”
※慶尚道方言なら「チング」「学生府君神位」「僕が9歳だったころ」、全羅道方言なら「木浦は港だ」などが思い浮かびます。(「トンマッコルへようこそ」が江原道方言というのは、あんまり印象がないですが・・・。)
興奮もされていて、ご自分のカメラで会場を写したりのパフォーマンス。余程うれしかったんでしょう。
キム・ユンソクさん、好きな俳優さんです。
忠清道訛りだとお分かりになるなんてすごいです。私が今のところなんとなく分るのは釜山訛りでしょうか。애자がそうでしたね。
忠清道訛りがわかったといっても、ただただ最後に「ユー」とか「シュー」とか言ってるな、というだけでわかった、というレベルです。セリフ全体の意味がわかるまで、あと何年かかるか・・・、道は遠いです。