ヌルボ・イルボ    韓国文化の海へ

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韓国で公開中の映画 <NAVER映画>の人気順位 [1月6日(木)現在] ▶エドワード・ヤン監督の初長編作「海辺の一日」、日本の映画館でいつ観られるのだろうか?

2022-01-08 23:01:53 | 韓国内の映画の人気ランク&興行成績
▶新年に入ってもう1週間。しかしその間徳島に帰ったり等いろいろあってまだ映画は観ていません。明日の日曜日もちょっと厳しいかも・・・。う~む・・・。
▶今回の記事中で注目の作品は「海辺の一日」です。エドワード・ヤン監督が1983年制作した最初の長編映画で、ヒューストン映画祭グランプリ受賞作なのですが、この作品は例外的に日本でDVDが販売されていないのです。日本での劇場公開もこれまでなかったのかなと思ったら、<第20回東京国際映画祭(2008)>の中で彼も含めた若手監督4人のオムニバス「光陰的故事」(1982)、「台北ストーリー」、「恐怖分子」、「ヤンヤン 夏の想い出」と共に上映されたのですね。つまり前年に亡くなった監督の追悼上映です。しかしその当時の私ヌルボは映画関係の情報に疎く、見逃してしまいました。いや、初めてエドワード・ヤン監督作品を観たのが2017年の「牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件」でしたから。で、本作はその後も一般劇場公開はされず今に至っています。一方韓国では2019年に「台北ストーリー」、2020年「恐怖分子」とどちらも34年目の初公開です。そして本作のその流れで39年目の初公開となったということでしょう。
 <フィルマークス>を見ると11人のレビューがありますが(皆さんどこで観たんですかねー?)、読むと「エドワード・ヤンのベストかもしれない」等々記されていて、これは観たいなーと思うのですが、はたしていつ観られることやら・・・。 ※あらすじは下の記事を見てください。
 ※韓国版→<ムービング・ポスター>、→「海辺の一日」34周年記念リスクリーン公式予告編

    ★★★ NAVERの人気順位(1月6日(木)現在上映中映画) ★★★

     【ネチズンによる順位】
  ※[記者・評論家による順位]とも、①等の右の( )は前週の順位。評点の後の( )は採点者数。初公開から1年以内の作品が対象。
        「初登場」とは、本ブログでの初登場の意。

①(1) MONSTA X : THE DREAMING(韓国)  9.82(169)
②(新) SING/シング:ネクストステージ  9.38(203)
③(3) 私はチョソンサラム[朝鮮人]です(韓国)  9.31(186)
④(5) 君に行く道(韓国)  9.25(266)
⑤(6) コーダ あいのうた  9.23(703)
⑥(7) ハッピーアワー(日本)  9.18(45)
⑦(10) スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム  8.95(16,297)
⑧(-) BanG Dream! FILM LIVE 2nd Stage(日本)   8.81(80)
⑨(-) ドライブ・マイ・カー(日本)  8.73(303)
⑩(-) tick, tick... BOOM!: チック、チック...ブーン!  8.70(241)

 ②「SING/シング:ネクストステージ」が新登場です。日本でも2017年公開されて好評を得たアメリカのファミリー・アニメ「SING/シング」の続編です。日本では韓国から約1ヵ月半遅れの3月18日公開でしばらく待ちますが、すでに→公式サイトや→予告編も用意され、諸情報が出されているので説明は省略します。韓国題は「씽2게더(シング2ゲザー)。<シング2>と<together>をかけています。

     【記者・評論家による順位】

①(1) ドライブ・マイ・カー(日本)  8.44(9)
②(2) ファースト・カウ  8.40(10)
③(3) ハッピーアワー(日本)  8.00(4)
④(4) チタン  7.86(7)
⑤(5) パワー・オブ・ザ・ドッグ  7.75(4)
⑥(7) ドント・ルック・アップ  7.60(5)
⑥(新) 海辺の一日  7.60(5)
⑧(9) 君に行く道(韓国)  7.20(5)
⑨(10) スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム  7.10(10)
⑩(-) ホモサピエンスの涙  7.00(7)

 ⑥「海辺の一日」が新登場です。冒頭に書いたようにエドワード・ヤン監督の最初の長編です。リン・ジャリ[林佳莉](シルヴィア・チャン)は、兄のリン・ジャセン[林佳森]が父親の強い反対で愛し合っていた彼女と別れて政略結婚を選んだ後の不幸な人生を見て、自分は意を決して家を出て、大学時代のボーイフレンドのチェン・デウェイ[程徳偉](デビッド・マオ)と台北て結婚生活に入ります。その後デウェイの事業は成功しますが、ジャリとの関係は徐々に行き詰まっていきました。そしてある日、突然デウェイが行方不明とのニュースを聞きます。
 ジャリの兄の恋人だった女性はタン・ウェイチン[譚蔚青](テリー・フー)。ジャリの友だちでした。ジャセンと共に暮らす未来を描いていたのに突然彼の手が離れていった後、彼女は外国に留学に出て、13年ぶりに有名ピアニストになって台北に戻ってきます。帰国公演を数時間控えた彼女のところやってきたのは昔の恋人の妹ジャリでした。少女から一人前の女性に成長した2人はカフェで切望しながらもつかみそこねた愛と幸せをふり返りますが・・・。韓国題は「해탄적일천(海灘的一天)」、原題の開示をそのまま韓国式に音読しています。


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