→<中高生の校外学習のような(?)3泊4日のソウル旅行① 1日目(前半)=閑散としていた朴正熙記念図書館>
→<中高生の校外学習のような(?)3泊4日のソウル旅行② 1日目(後半)=安倍首相とのかすかな接点(??)>
→<中高生の校外学習のような(?)3泊4日のソウル旅行③ 2日目(前半)=市庁の地下にある遺跡→九老工団生活体験館>
→<中高生の校外学習のような(?)3泊4日のソウル旅行④ 2日目(前半のつづき)=大林洞の中華街は、中華料理というより中国朝鮮族料理の街>
→<中高生の校外学習のような(?)3泊4日のソウル旅行⑤ 2日目(後半)=清渓川文化館と板子家見学後、例の大デモ。直に見たら緊迫感ナシのお祭りムード!>
→<中高生の校外学習のような(?)3泊4日のソウル旅行⑥ 3日目(前半)=ソウル城郭道(恵化門~駱山公園)→大学路>
→<中高生の校外学習のような(?)3泊4日のソウル旅行⑦ 3日目(後半)=大学路→彰義門・尹東柱文学館>
この20年のPCやインターネット、スマホ、デジカメ等々の発達は旅行記録だけでなく旅行自体をも大きく変えてきました。
私ヌルボ、旅行の際は目についたものはなんでもデジカメに撮っておきます。石碑や案内板等の文章も後で拡大すれば読めるのはホントに便利。あるいは、たまたま入った店や諸施設等の情報を帰国後ググって「そうだったのか!」と驚いたり、時には重大な見落としに気づいたりしたこともあります。この昨年11月の旅行記録もそんな事例が多々ありました。それが記事がやたら長くなったり半年以上も遅れたりしている大きな理由です。・・・って、結局は言い訳(笑)。
それにつけても、そんなベンリなツールがなかった昔の人の旅行等とか記録のなんとすごいことか! 日本の戦前の、たとえば公的な記録・調査の資料を見ただけでもただ驚くばかりです。
○11月27日(日) (後半のつづき)
何といってもこの日一番最優先かつ期待の予定は畏友Y氏の知り合いSさん(韓国人ジャーナリスト)との会食。しかしホテルでの待ち合わせ時間まで十分余裕があったので、2013年復元・公開以降ヌルボもY氏も行っていない崇礼門(南大門)に行くことにしました。停紫霞門峠(チャハムンコゲ)のバス停からバスで市庁前まで行き、そこから歩きです。
上左の画像は東側から。このように外側から見たことは何度かありますが・・・。中に入ったのは初めて。思ったよりずっと広々としています。(右画像)
私ヌルボ、とくに関心を持って見たのが虹霓門(虹模様の中央通路)の天井画(上左)の丹青(단청.タンチョン)です。復元作業の過程で日本製の顔料や膠(にかわ)の使用をめぐっていろいろスッタモンダがあったことは→ウィキペディアにも書かれ、→2ちゃんねるのネタにもされました。また、その竜の絵(上中)が焼失前の絵(上右)と違い過ぎるとの声も出ていました。(※細かな比較は→コチラ参照。) 「目がアニメっぽくてかわいい」(笑)とか。なるほど。ヒゲもツノもなんだかフニャッとしてます。
なお、この丹青の復元騒動については、その後2016年5月「悪い化学顔料で修復した男に実刑判決」とのニュースまで報じられました。(→コチラ参照。) 民族的自尊心の発露から始まったような論議が、むしろそれを損なうことになってしまった(?)のはなんともご愁傷様なことでした。
以前この天井画を見たサークル仲間のアジョシX氏は「丹青の赤い色の部分がひどい」と言ってましたが、その点は確認できませんでした。 南大門見学は15時30分頃から20分足らず。再び前の通りに出てなんとなく南の方、つまりソウル駅の方を見て目に入ったのが長~い歩道橋のような陸橋でした。(上画像。) その向こうに旧ソウル駅の建物が見えています。
→<中高生の校外学習のような(?)3泊4日のソウル旅行② 1日目(後半)=安倍首相とのかすかな接点(??)>
→<中高生の校外学習のような(?)3泊4日のソウル旅行③ 2日目(前半)=市庁の地下にある遺跡→九老工団生活体験館>
→<中高生の校外学習のような(?)3泊4日のソウル旅行④ 2日目(前半のつづき)=大林洞の中華街は、中華料理というより中国朝鮮族料理の街>
→<中高生の校外学習のような(?)3泊4日のソウル旅行⑤ 2日目(後半)=清渓川文化館と板子家見学後、例の大デモ。直に見たら緊迫感ナシのお祭りムード!>
→<中高生の校外学習のような(?)3泊4日のソウル旅行⑥ 3日目(前半)=ソウル城郭道(恵化門~駱山公園)→大学路>
→<中高生の校外学習のような(?)3泊4日のソウル旅行⑦ 3日目(後半)=大学路→彰義門・尹東柱文学館>
この20年のPCやインターネット、スマホ、デジカメ等々の発達は旅行記録だけでなく旅行自体をも大きく変えてきました。
私ヌルボ、旅行の際は目についたものはなんでもデジカメに撮っておきます。石碑や案内板等の文章も後で拡大すれば読めるのはホントに便利。あるいは、たまたま入った店や諸施設等の情報を帰国後ググって「そうだったのか!」と驚いたり、時には重大な見落としに気づいたりしたこともあります。この昨年11月の旅行記録もそんな事例が多々ありました。それが記事がやたら長くなったり半年以上も遅れたりしている大きな理由です。・・・って、結局は言い訳(笑)。
それにつけても、そんなベンリなツールがなかった昔の人の旅行等とか記録のなんとすごいことか! 日本の戦前の、たとえば公的な記録・調査の資料を見ただけでもただ驚くばかりです。
○11月27日(日) (後半のつづき)
何といってもこの日一番最優先かつ期待の予定は畏友Y氏の知り合いSさん(韓国人ジャーナリスト)との会食。しかしホテルでの待ち合わせ時間まで十分余裕があったので、2013年復元・公開以降ヌルボもY氏も行っていない崇礼門(南大門)に行くことにしました。停紫霞門峠(チャハムンコゲ)のバス停からバスで市庁前まで行き、そこから歩きです。
なお、この丹青の復元騒動については、その後2016年5月「悪い化学顔料で修復した男に実刑判決」とのニュースまで報じられました。(→コチラ参照。) 民族的自尊心の発露から始まったような論議が、むしろそれを損なうことになってしまった(?)のはなんともご愁傷様なことでした。
以前この天井画を見たサークル仲間のアジョシX氏は「丹青の赤い色の部分がひどい」と言ってましたが、その点は確認できませんでした。
「お、これはもしかして・・・」と思ってとりあえず撮っておきました。少し前に「こういうモノを今造っている」というニュースを何かで読んでいたので・・・。
つまりは、2017年5月20日に完成・オープンした<ソウル路7017>という空中公園の、建設途中の姿です。
1970年に開通し老朽化が進んだ高架道路を論議の末撤去しないで歩行者用の公園にしたもので、<7017>という数字は上記の2つの年の下2桁を単につなげただけです。※詳しくは→ソウルナビや→コネスト
参照。→トラベルjpの記事もとくに写真が良い。
右は上の画像とほぼ同じアングルの2017年5月時点の画像。(NAVER地図のコリビューを加工したものです。) 比べてみると、側面の歩行者の足&クツの絵はなくなり、樹木等が植えられたことがわかります。
地図を見ればわかるように、ソウル駅の北側の線路を東西に横断しています。今度ソウル駅あたりに行ったらここを歩いてみるのもまた一興かなと思います。
ホテルに戻りしばし休息。18時の待ち合わせ時刻にSさんがロビーにやってきました。
あとはすべてSさん任せ。タクシーに乗り込んで行った先は三角地です。
鳳山家(ポンサンチプ)という焼肉、正確にはチャドルバギ(차돌박이)というアバラ部分の肉(トモバラ肉)の専門店。アラ、店の看板ではチャドルベギ(차돌백이)になってて、メニュー板と違うゾ。そのメニュー中の양(ミノ)とか사태(すね肉)という単語は初めて知ったな。テンヅァンチゲといったカタカナの誤表記は毎度おなじみです。(笑)
出て来ました、チャドルバギ。うん、美味しい!(←語彙貧困。) Sさんの若い頃からのなじみの店だそうで、ということは40年来? 店の雰囲気はごく庶民的ですが有名店のようで、tvNで毎週水曜夜放送の<水曜美食室>というユニークな美食トークショー番組でもチャドルバギをテーマにした回(2016年5月4日)で取り上げられていました。(→コチラの韓国記事参照。)
その番組でも説明されているのが上記のテンヅァンチゲ(右画像)。しかしメニューには차돌막장찌개(チャドルマクチャンチゲ)と書かれています。막장(マクチャン)は辞書には<速成味噌>とあり、北朝鮮では大麦やもち米を混ぜて作るのだとか。この店の自家製マクチャンもたぶんそうではないかとのこと。
※<水曜美食室>は、タレントが店に行って食べて「オイシイッ!」と言ったりせず、テーマの料理について室内で数人が説明したりいろいろ語り合うという点がユニーク。
この店については→ソウルナビや、その他いろんなブログに記事があります。
19時45分頃に店を出て、タクシーで一気に北上して向かった所は景福宮の北の城北(ソンブク)洞。私ヌルボがこれまで行ったことがない高級住宅地です。
大使館邸というのがいくつか目に入りました。あのヨン様のマイホームはこのあたりかな?
車を下りた所も閑静な住宅地で、人影もまばら。ところが建物の外階段を上って3Fのその店に入ると思わず「おーっ」と声を上げました。
広い室内の両壁面の棚にLPがぎっしり並べられています。その数は数万枚? いや50万枚と言ってたような・・・。店の名は「Rhee hall」。店内全体の雰囲気も上画像のようにまるで映画の一場面のようです。
LPのジャンルはクラシック、ジャズ、ポップス等さまざま。客のリクエストに応じて奥の(これもすごそうな)プレーヤーでレコードをかけてくれます。
客はヌルボたち3人だけ。(あとでもう1グループ来ました。) Sさんから「日本人の客」と聞いて店の女主人がかけてくれたのは五輪真弓の「恋人よ」。日本の歌が禁止されていた時代にも韓国人の間で広く愛好された代表的な歌です。
つまりは、2017年5月20日に完成・オープンした<ソウル路7017>という空中公園の、建設途中の姿です。
1970年に開通し老朽化が進んだ高架道路を論議の末撤去しないで歩行者用の公園にしたもので、<7017>という数字は上記の2つの年の下2桁を単につなげただけです。※詳しくは→ソウルナビや→コネスト
参照。→トラベルjpの記事もとくに写真が良い。
右は上の画像とほぼ同じアングルの2017年5月時点の画像。(NAVER地図のコリビューを加工したものです。) 比べてみると、側面の歩行者の足&クツの絵はなくなり、樹木等が植えられたことがわかります。
地図を見ればわかるように、ソウル駅の北側の線路を東西に横断しています。今度ソウル駅あたりに行ったらここを歩いてみるのもまた一興かなと思います。
ホテルに戻りしばし休息。18時の待ち合わせ時刻にSさんがロビーにやってきました。
あとはすべてSさん任せ。タクシーに乗り込んで行った先は三角地です。
その番組でも説明されているのが上記のテンヅァンチゲ(右画像)。しかしメニューには차돌막장찌개(チャドルマクチャンチゲ)と書かれています。막장(マクチャン)は辞書には<速成味噌>とあり、北朝鮮では大麦やもち米を混ぜて作るのだとか。この店の自家製マクチャンもたぶんそうではないかとのこと。
※<水曜美食室>は、タレントが店に行って食べて「オイシイッ!」と言ったりせず、テーマの料理について室内で数人が説明したりいろいろ語り合うという点がユニーク。
この店については→ソウルナビや、その他いろんなブログに記事があります。
19時45分頃に店を出て、タクシーで一気に北上して向かった所は景福宮の北の城北(ソンブク)洞。私ヌルボがこれまで行ったことがない高級住宅地です。
大使館邸というのがいくつか目に入りました。あのヨン様のマイホームはこのあたりかな?
広い室内の両壁面の棚にLPがぎっしり並べられています。その数は数万枚? いや50万枚と言ってたような・・・。店の名は「Rhee hall」。店内全体の雰囲気も上画像のようにまるで映画の一場面のようです。
LPのジャンルはクラシック、ジャズ、ポップス等さまざま。客のリクエストに応じて奥の(これもすごそうな)プレーヤーでレコードをかけてくれます。
客はヌルボたち3人だけ。(あとでもう1グループ来ました。) Sさんから「日本人の客」と聞いて店の女主人がかけてくれたのは五輪真弓の「恋人よ」。日本の歌が禁止されていた時代にも韓国人の間で広く愛好された代表的な歌です。
そして次に流されたのはジョーン・バエズの「ドナドナ」でした。おお、なんと! ジョーン・バエズといえば1964年日本最初(?)のLP(右画像)を徳島のデパートで買ったことを覚えています。学生時代はその中の「ドナドナ」や、「ヘンリー・マーティン」、「かわいいひわ」等をコピーしてギターの弾き語りをしたものです。(←ヌルボの恥自分史(笑))
その時、よもや半世紀も後に同じ曲をソウルのこんな店で聴くことになろうとは思ってもみませんでした。いやあ・・・。(と感慨にふけるヌルボ。)
・・・そんなわけで、Sさんがこの店に案内してくれてホントにラッキー。今回の旅行の中でもとくに思い出に残るひと時でした。
※このLPの中の「Mary Hamilton」という歌を楊姫銀(ヤン・ヒウン)が「美しいものたち(아름다운 것들)」というタイトルで歌っていることは→コチラの過去記事で書きました。
「Rhee hall」のことは帰国後いろいろ日本語サイトを検索しても何もヒットせず。韓国語では→コチラや→コチラの記事が見つかりました。これらに記されている住所を手がかりに場所等を確認すると、その建物の1Fはヌルンジペクスクという鶏の水炊きの専門店。→ソウルナビでも紹介されている店です。もしいかれる方がいらっしゃったら3Fで食後のドリンクなどよろしいのでは?
また<DAUM地図>のロードビューで見てみると、その建物の外観がわかりました。(下画像)
一見して「これ、何?」と目が行くのが上に載っている造形物。拡大してみるとヴァイオリンを弾いている男です。こんなところにまで凝るとは、このRheehallの創業者とその発想についてちょっと気になるところです。
1時間ほどで店を出て、(待たせてあった?)タクシーに乗り21時半頃ホテルに戻りました。
この1日も盛りだくさんの充実した1日でした。案内して下さったSさんには、<韓国式>ということで当然のようにワリカンは一切ナシ。どうもごちそうさまでした。
この旅行記もあと1回分という予定でしたが、この調子だと2回になってしまいそう・・・。
その時、よもや半世紀も後に同じ曲をソウルのこんな店で聴くことになろうとは思ってもみませんでした。いやあ・・・。(と感慨にふけるヌルボ。)
・・・そんなわけで、Sさんがこの店に案内してくれてホントにラッキー。今回の旅行の中でもとくに思い出に残るひと時でした。
※このLPの中の「Mary Hamilton」という歌を楊姫銀(ヤン・ヒウン)が「美しいものたち(아름다운 것들)」というタイトルで歌っていることは→コチラの過去記事で書きました。
「Rhee hall」のことは帰国後いろいろ日本語サイトを検索しても何もヒットせず。韓国語では→コチラや→コチラの記事が見つかりました。これらに記されている住所を手がかりに場所等を確認すると、その建物の1Fはヌルンジペクスクという鶏の水炊きの専門店。→ソウルナビでも紹介されている店です。もしいかれる方がいらっしゃったら3Fで食後のドリンクなどよろしいのでは?
また<DAUM地図>のロードビューで見てみると、その建物の外観がわかりました。(下画像)
1時間ほどで店を出て、(待たせてあった?)タクシーに乗り21時半頃ホテルに戻りました。
この1日も盛りだくさんの充実した1日でした。案内して下さったSさんには、<韓国式>ということで当然のようにワリカンは一切ナシ。どうもごちそうさまでした。
この旅行記もあと1回分という予定でしたが、この調子だと2回になってしまいそう・・・。
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